黒目に白い斑点ができる3つの原因!心配な方はぜひチェック!
毎日の生活の中で目はとても大切ですね。かゆみや痛みがあるととても不便です。
黒目に白い斑点ができたら、何か怖い病気ではないかと不安になりますね。
目が赤く充血してしまうということはよく聞くことなのですが、黒目に白っぽい点ができるというのはあまり聞かないことですよね。
そこで、今回は、黒目に白い斑点ができる3つの原因をご紹介します。自分の置かれている環境の中で当てはまるものがないか考えてみて下さい。
細菌性角膜感染症
コンタクトレンズの装着などが原因で、角膜に細菌感染を起こすと白い斑点ができることがあります。このような感染症を細菌性角膜感染症とよびます。
重症度により、角膜びらん・角膜浸潤(かくまくしんじゅん)・角膜潰瘍(かくまくかいよう)と言われ、角膜潰瘍になると激しい痛みが出ることもあります。
角膜周囲の充血・大量のめやに・痛み・まぶしさなどの症状が合わせて出ることもあります。白い斑点ができるのは炎症が強い時の症状ですので、すぐに眼科を受診するようにしましょう。
角膜感染症を起こす細菌は黄色ブドウ球菌や緑膿菌などがあります。
コンタクトレンズを長時間装着したままであったり、洗浄が不十分な時に感染しやすいので、コンタクトレンズを使用される場合は衛生面に十分注意が必要です。
コンタクトレンズをいつも装着している方は、常に違和感を感じていて痛みなどの症状に気付かないという方もいます。
コンタクトレンズをつけっぱなしで寝てしまった時などは、痛みや違和感があっても、原因がわかっているため、すぐに治るだろうと自己判断してしまいがちなので注意しなければなりません。
治療は、感染した細菌の種類にもよりますが、抗生剤を点眼することになります。症状が重い場合は点滴が必要となることもあります。
重症化するまで放置されていた場合、白い斑点が濁りとして残ってしまったり、最悪の場合は失明という事態にもなりかねません。異変に気づいたら一刻も早く眼科で相談しましょう。
アベリーノ角膜変性症
アベリーノ角膜変性症は遺伝性の疾患です。黒目に白い斑点ができ、視界を妨害してしまいます。
症状が出るのは、角膜に傷が出来た時や紫外線の影響であったりと個人差がありますが、レーシック治療を受けると急激に進行する場合が多いです。
レーシックというのは視力回復のための手術で、メガネやコンタクトレンズが必需の方には嬉しい治療ですが、リスクもありますので、十分に検討して信頼のおける医師に相談の上行う必要があります。
アベリーノ角膜変性症が発症した場合、治療法は確立されておらず、視界を妨害している白濁部分を削る方法しかありません。
この方法でも有効期間は3ヶ月程度で、すぐに再発してしまいます。角膜移植を行っても再発するため、根本的な治療にはなりません。
レーシック治療を受ける場合、任意でアベリーノ検査を行うことができます。
レーシック治療を受ける場合のリスクはこれだけではありませんので、あらゆるリスクをしっかり把握し、できる検査をしてから臨みましょう。
角膜フリクテン
角膜フリクテンとは、角膜に灰色の水泡状の斑点ができる病気です。涙が出る・まぶしい・目が痛い・目の異物感などの自覚症状が現れます。
角膜には白目との境目付近に水泡状の斑点ができ、その周囲が充血します。目の病気では、目やにが出ることが多いですが、角膜フリクテンの場合は目やにが出ません。
原因は解明されておらず、結核菌・アクネ菌・ブドウ球菌・クラミジア・真菌などへのアレルギー反応により起こることがわかっています。
アレルギー検査をしても原因を特定できない場合が多く、繰り返し発症する方が多いです。
治療法は、抗生物質やステロイド剤の点眼や眼軟膏などが処方されますが、症状が軽い場合は自然に治ることもあります。
他の病気の可能性もありますので、一度眼科で診察をしてもらうようにしましょう。
乳児・幼児・女性に多く見られ、偏った食生活をしている人にも発症しやすい病気ですので、食生活の見直しも必要です。
まとめ
黒目に白い斑点ができる原因は、軽いアレルギー症状から失明の危険があるものまで様々です。
自分の置かれている環境の中で痛みやかゆみに慣れてしまい、眼科へなかなか行かない方も多いようですが、これは危険です。
何事もなければそれで良いですし、早めの治療で早く治るかもれません。目の異常を発見した時は悪化してしまう前に早めに眼科を受診するように心がけましょう。
白い斑点ができるというのは明らかにいつもとは違う症状です。
大切な目の病気を放置して取り返しのつかないことになる前に一度眼科で診察してもらうことが大切になってきます。