左肩に痛みを感じる3つの原因!病気の可能性も要チェック!
パソコンが普及しデスクワークに従事する方が増えています。また、スマホの普及により四六時中画面を見て過ごす若者が急増しています。
現代のこのようなライフスタイルが原因で、肩こりや眼精疲労で悩む人も増えてきています。
慢性的な肩こりに悩んでいる方は多いのですが、この痛みが左肩だけに感じるとしたら、それはただの肩こりではないかもしれません。
今回は左肩に痛みを感じる原因について解説していきます。放置すると命にかかわる危険な病気を見逃す可能性もあります。ぜひ最後までご覧下さい。
五十肩(四十肩)
肩から腕にかけて痛みがあり、腕の可動域が狭くなっている場合、五十肩(四十肩)の可能性があります。
五十肩は腕を酷使している方に発症するイメージがあるかもしれませんが、実は常に肩を動かす仕事をしている人には発症しにくい症状です。
そして、五十肩は両肩同時に発症することは少なく、片側だけに痛みを感じることが多いです。
日本人は右利きが多く、右肩は日常生活でも常に使っているものの、左肩はあまり使っていない方が多いです。このため、左肩に痛みが出るという方が多いのです。
左肩から左腕の痛みがあり、可動域が狭いという場合は五十肩の可能性がありますので整形外科で相談しましょう。
以前は40代~50代に多い病気でしたが、最近では20代・30代の若い世代の方にも見られるようになっています。
自分は若いから大丈夫だとは思わず、症状をしっかり把握するようにしましょう。
五十肩の治し方についてはこちらの記事で詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。
参考:五十肩の治し方を徹底解説!ストレッチやリハビリの方法は?
胃の不調
暴飲暴食や飲酒など、食生活に乱れがある場合は、それらによって胃が不調となり、その影響が左肩に現れていると思われます。
胃は周辺の左側の筋肉とつながっています。胃が不調になると、その影響で周囲の筋肉の血流が悪くなります。
左側の筋肉の血流が悪くなることはつまり、左肩のこりにつながるのです。
胃への負担の原因は暴飲暴食や飲酒などの食生活の乱ればかりではありません。胃はストレスによる負担を感じやすい器官でもあります。
思い当たる方は、食生活を見直し、少しでもストレスを軽減できるような環境作りを心がけ、胃を休ませてあげましょう。食生活の見直しやストレスの軽減は、体全体のケアにもつながります。
胃の不調の原因についてはこちらで詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。
心筋梗塞等による放散痛
心筋梗塞は、心臓の血管が詰まり心筋が壊死してしまう病気です。心筋が壊死することで心臓の痛みを感じますが、それ以外にも放散痛と言われる痛みが出ることがあります。
心筋梗塞では、心臓の痛みであるにもかかわらず左肩に痛みが出る場合があり、このように病の部分とは異なる部分で痛みが出る現象を放散痛といいます。
心臓での痛みは神経を通して脳に伝えられています。心臓の痛みを伝える神経は左肩を通っているため、この伝達過程での混乱により左肩に痛みが現れると考えられています。
このような左肩の放散痛は、すい炎やすい臓がんなどのすい臓の病気や肺の病気の際にも見られる場合があるので、十分な検査が必要です。
放散痛による左肩の痛みは、普段から肩こりで悩んでいる方には区別がしづらく、放置してしまう例が多いです。
このサインを見逃さないことが命をつなぐ重要なポイントとなります。もしもの可能性を考え、早めに医療機関を受診しましょう。
まとめ
左肩に痛みを感じる原因を3つご紹介しましたがいかがでしたか。肩こりで悩む方が多い昨今では、左肩だけの痛みに敏感に気付く方は少ないようです。
しかし、左肩の痛みは心筋梗塞やすい臓がんなどの命にかかわる危険な病気のサインである可能性もあります。
ただの肩こりだと思い込まず、自身の症状をしっかりと把握し、必要に応じて対処していきましょう。