胃腸風邪のときに食べてほしい食事と絶対に控えるべき3つの食べ物
腹痛や下痢、吐き気などを伴う胃腸風邪のときは特に食事に気をつけなければなりません。
消化の悪い食べ物を口にしてしまうと、胃腸に大きな負担がかかり症状が悪化してしまう恐れがあります。
一方で、何も食べないことは風邪を治すために必要な栄養を補給することができず、症状が治らなくなってしまうのです。
そこで、ここでは胃腸風邪のときにおすすめの食事や注意すべきことについてお伝えしていきます。
胃腸風邪のときの食事で注意すべきこと
消化の良い食べ物を食べる
胃腸風邪のときは、普通の風邪よりも胃腸がとても弱っている状態です。
なので、食事をするときはできるだけ胃腸に負担をかけないようにすることが大切になります。
消化の悪い食べ物はそれだけ胃で消化するのに時間がかかってしまい、胃がたくさん働かないと食べ物を消化吸収できないということです。
胃の負担を最小限に抑えるためには、消化の良い食べ物を口にして胃の活動量も抑えることが必要なのです。
具体的な消化の良い食べ物は次章でお伝えしていきますので、ぜひそれらの食材を使用した食事を取るようにしていきましょう。
栄養バランスの良い食事を意識する
胃腸風邪のときは、風邪で体調不良な上に胃腸の働きも弱まっていますので食欲不振の状態になりがちです。
しかし、食べ物を摂取して栄養を体内に入れないと風邪を治すために必要な栄養も得ることができずに、なかなか胃腸風邪が治らなくなってしまいます。
なので、食欲がないときでも体調が悪化しない程度にしっかりと食事を取ることがとても大切なのです。
ただしこのときに注意すべきことがあります。それは、食べやすい食事だけを取りすぎて栄養のバランスが偏ってしまうケースが多いということです。
例えば、風邪のときは果物が食べやすくビタミン類の栄養もしっかりと補給できるためおすすめです。
しかし、果物だけを食べていては栄養バランスが偏ってしまい、体調を改善するために必要な他の栄養素を得ることができなくなってしまうのです。
なので、後述していくような消化の良いフルーツやうどん、にんじん、白身魚などで栄養バランスの良い食事をしていくことが胃腸風邪を治していくうえで大切になります。
胃腸風邪のときに良い食べ物
フルーツ
胃腸風邪で体調が悪いときでも果物であれば食べれる方も多いはずです。
果物はエネルギー、ビタミン類、水分をしっかりと補給することができるので、胃腸風邪で体が弱っているときにおすすめなのです。
特にエネルギーを補給しやすいバナナや消化の良いりんごがおすすめです。
一方で、ぶどうや梨は食物繊維が豊富なので消化しにくく、胃腸に負担をかけてしまうおそれがあるので控えるようにしましょう。
また、スイカやメロンは水分を含みすぎてしまっているためお腹を冷やしてしまいがちです。お腹を冷やしてしまうと、胃腸の症状がさらに悪化してしまう恐れあるのです。
風邪のときにおすすめの果物についてはこちらの記事でさらに詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。
参考:風邪に効く果物一覧!5種類の厳選おすすめフルーツを紹介
うどん・おかゆ
うどんやおかゆは柔らかくて暖かく、消化のしやすい食べ物です。これらは胃腸風邪のときに不足しがちな炭水化物を補給することができます。
また、うどんやおかゆとともに半熟卵や肉野菜を煮込んでいれることでさまざまな栄養を摂取することもできます。
ヨーグルト
乳製品のヨーグルトを摂取することでカルシウムを補給することができます。ヨーグルトは喉に通りやすく、とても食べやすいので食欲がないときにおすすめです。
上述したフルーツと合わせて食べるとデザート感覚で食べることができます。
にんじん・じゃがいも・柔らかく煮た野菜
風邪のときはしっかりと野菜を取って栄養を補給しなければなりません。ただ、緑黄色野菜は一般的に食物繊維が豊富で消化しにくい食べ物です。
なので、野菜を食べるときは柔らかく煮て、うどんやおかゆに入れて食べるのがおすすめです。
また、にんじんやじゃがいもは野菜の中でも食物繊維が少なく消化の良い食品です。これらも柔らかく調理して食べるようにしましょう。
鶏ささみ・白身魚
肉類や魚類からタンパク質を摂取することも大切です。ただ、肉類や魚類は脂肪分が多い食品が多く、胃腸に負担がかかってしまいます。
なので、鶏ささみや白身魚など比較的脂肪分の少ない食品を選ぶといいでしょう。
胃腸風邪のときに控えるべき食べ物
脂っこい食べ物
脂っこい食べ物、こってりした食べ物は消化に悪く、胃にかなりの負担をかけてしまいます。その結果、腹痛や吐き気が悪化してしまう恐れがあるのです。
揚げ物だけでなく、脂分の多い肉類や魚類もできるだけ控えるようにした方がいいでしょう。(上述したように脂分の少ない白身魚などは問題ありません。)
刺激物
- 塩こしょうや唐辛子などの香辛料で味付けされた食べ物
- アルコールやコーヒーなどの嗜好飲料
- 酢の物など酸味の強いもの
- 漬物など食塩を多く含んでいるもの
このような刺激物は胃に負担をかけたり、胃酸の分泌を促進してしまうので胃腸風邪のときは控えるようにしましょう。
甘味の強い食べ物
お菓子など甘味の強い食べ物は胃酸の分泌を高めてしまい、胃腸風邪の症状を悪化させてしまう恐れがあります。なので、甘い食べ物はできるだけ控えるようにしましょう。
ただ実際には、甘さが強いアイスにはメリットとデメリットの両面があります。風邪のときはアイスを食べたくなってしまう人も多いですが、以下の記事を参考にして食べるようにしましょう。