左腕がしびれる5つの原因!なかなか治らないときは要注意!
急に左腕がしびれたら驚きますが、手足がしびれるということは日常でもよくあることです。すぐ治るだろう…と放置してしまう方も多いかもしれません。
左腕がしびれる場合、すぐに回復する場合もありますが、病気が原因となっている可能性もあります。しびれがすぐに治らない場合や他にも症状がある場合は注意が必要です。
今回は左腕がしびれる原因についてお伝えしていきます。重大な病気が原因となっている可能性もありますので、気を付けておくべき症状などをチェックしておきましょう。
血流障害
日常生活の中で手足がしびれるということはよくあります。長時間正座をしたり、足を組んだり、腕枕をしたりという場合に起こります。
これは長時間同じ部分を圧迫することで血流障害を起こすことで、しびれという症状が現れています。圧迫をとき、血流が正常に戻るとしびれもなくなるのです。
左腕のしびれを感じた時、左腕で腕枕をしていたり、きついアクセサリーをつけていたりしていたら、圧迫をといて様子を見ましょう。数分で改善したら問題ありません。
筋肉疲労
スポーツや何か作業をしたりして、左腕の筋肉をよく使った場合、疲労によりしびれを感じることがあります。思い当たる場合は左腕を冷やして疲労を回復させてやりましょう。
しびれが改善されても強い痛みが残っている場合は炎症を起こしている可能性がありますので、早めに整形外科を受診しましょう。
狭心症
狭心症は、糖尿病・動脈硬化などが原因で血管内腔が狭くなり、心筋への血流が十分でない時に胸の痛みや圧迫感を生じる病気です。
胸の痛みや圧迫感という症状は狭心症で最も多く見られる症状ですが、左腕のしびれや左肩の痛み、左側の腰痛などを感じる方もいます。
階段を駆け上がったときや興奮した時などに症状が現れすぐにおさまるという場合は、狭心症の可能性があります。
すぐにおさまる場合は急を要するほどの状態ではありませんが、それでも放置せず早めに循環器科等を受診するようにしましょう。
他にも
- みぞおちの痛み
- 背中の痛み
- 二の腕の痛み
- 動悸や息苦しさ
- あくびが止まらない
などの症状も狭心症の兆候といわれています。このような症状を感じる方はぜひこちらの記事もチェックしておきましょう。
- みぞおちを押すと痛い!この原因と病気の可能性について
- 二の腕の痛みの原因8つ!外側と内側別に解説!
- 動悸がして息苦しいときの原因と対処法!病気の可能性は?
- あくびが止まらない!意外な10個の原因を徹底解説!
症状がなかなかおさまらない場合や、頻度が高い場合は心筋梗塞の可能性もありますので、すぐに循環器科や救急外来を受診しましょう。
脳の病気
脳梗塞や脳出血などの脳の病気では、その部位によっては左腕にしびれを感じることがあります。
脳内の動脈瘤の破裂や動脈硬化・高血圧などが原因で脳出血する場合があります。
言語障害や視野障害(両目の視野が半分になる半盲など)・めまいといった症状が現れる場合もありますが、左腕にしびれを感じることもあります。
症状が軽い場合、放置してしまいそうになりますが、脳梗塞などの危険もありますので早めに脳外科等を受診しましょう。
頚椎椎間板ヘルニア
ヘルニアと聞くと腰の痛みを想像するかもしれませんが、頚椎椎間板ヘルニアは首の後ろの頚椎で生じます。
椎間板ヘルニアは、頚椎の一部が突出するなどして神経を刺激することで痛みやしびれが生じます。刺激されている神経によって症状が現れる部分も違ってきます。
5番目と6番目の頚椎の間の椎間板で異常があり第6頚神経が刺激を受けた場合には腕の前側にしびれを感じるようになります。
頚椎椎間板ヘルニアの場合、その症状の重症度に合わせて保存療法や手術などの治療法を考えていくことになります。信頼できる医師と相談しながら気長に治療を行いましょう。
また、頚椎椎間板ヘルニアには立ちくらみや頭痛といった症状もありますのでこれらの症状を感じる場合はこちらの記事も併せてチェックしておきましょう。
※立ちくらみと頭痛がするときにチェックすべき4つの原因と病気
まとめ
左腕がしびれるという症状は、日常生活でもよく起こることかもしれませんが、長時間圧迫したり、急に筋肉を酷使したなどの原因が思い当たらない場合は注意が必要です。
頚椎椎間板ヘルニアなどは急を要する病気ではありませんが、狭心症や脳の病気の場合は早い対応が必要となってきます。
思い当たる原因がなく気になる場合は、放置せず医療機関で相談しましょう。また腕だけでなく指先などにもしびれを感じる場合はこちらの記事も併せてご覧ください。