舌がヒリヒリしびれる7つの原因!思わぬ病気に対処しよう!
舌がヒリヒリしびれていると、やけどや口内炎を疑いますね。
しかし鏡でよく見ても、腫れや傷がないこともあります。こうなると、何か怖い神経の病気ではないかと心配になりますね。
今回は、舌がヒリヒリしびれる原因について紹介します。気になっている方はぜひ最後までご覧ください。
やけど
熱いものを食べたり飲んだりして、つい舌をやけどするということはよくあります。軽度のやけどであれば気づかずに放置してしまうこともありますね。
舌のやけどを治す方法はいろいろとありますが、ヒリヒリとしびれるのはやけどのレベルとしては軽度です。やけどかなと思ったら、とにかく冷やしてみましょう。
口腔カンジダ症
口腔内の常在菌であるカンジダは、疲労やストレスによって抵抗力が低下している時に増殖し、炎症を起こすことがあります。口腔内に白い膜ができ、しびれや痛みを伴います。
食事や会話など、ちょっとした刺激でもしびれや痛みが強くなることが多いです。
疲労やストレスを解消して抵抗力を上げることでカンジダ菌の数は落ち着き、痛みやしびれもなくなるでしょう。
栄養不足
鉄やビタミンB1が不足すると舌で炎症を起こしやすくなります。
鉄を多く含む食材はレバー・海藻類・貝類などがあります。ビタミンB1を多く含む食材は豚肉・大豆・昆布などがあります。
鉄やビタミンB1を積極的に食事に取り入れ、バランスの良い食生活を心がけるようにしましょう。
金属アレルギー等
義歯などの金属にアレルギー反応を起こすとヒリヒリとしびれることがあります。
また義歯やつめものなどが2種類以上の金属を使用している場合、金属どうしが接触した時に僅かに電流が流れしびれを感じることがあります。
義歯を入れたり、虫歯治療をしたことがきっかけになっている場合は、歯科医に相談してみましょう。
扁平苔癬(へんぺいたいせん)
手足の関節部分などに発疹ができる皮膚病ですが、口腔内にできることもあります。
この場合、乳白色の網状の発疹ができ、ヒリヒリとしびれを感じることがあります。
口腔内にできた場合はレチノイドというビタミンA類似物質を服用すると改善します。早めに皮膚科を受診しましょう。
白板症(はくばんしょう)
口腔内に白い板状の硬いできものができ、しびれや痛みを伴うこともあります。白い板状のできものは無理にこすりとろうとしても取れません。
まれですが、口腔がんの初期症状である場合もありますので、早めに皮膚科で相談しましょう。
舌痛症
表面上、傷や腫れがなく、ヒリヒリとしたしびれだけがある場合は舌痛症の可能性があります。
舌痛症はその原因が解明されていません。栄養不足や薬の副作用、貧血や糖尿病が原因となっているとも考えられています。
舌痛症では、舌の先端や周囲がしびれるといった症状が多いです。また食事中にはしびれを感じませんが、空腹時や緊張時などにしびれを感じるのが特徴です。
口の中の痛みやしびれ・違和感は周囲の人には理解されず、非常にストレスがたまりますので、少しでも早く治したいですね。
他の考えられる原因としては、口腔カンジダ症の初期症状であることもあります。または、口腔内の乾燥や日常生活で受けるストレスが原因とも考えられています。
抵抗力が低下している時に起こる症状ですので、規則正しい生活を心がけるとよいでしょう。
過度の緊張がストレスとなり口腔内が乾燥してしまうと、舌の表面を覆っている粘膜が機能しなくなり、しびれを伴うようになります。
また、生活リズムを見直し、ストレスを軽減させられるようにしましょう。
まとめ
舌がヒリヒリしびれるという症状があるととても気になりますね。緊急を要する病気は少ないですが、気になって何事にも集中できなくなります。
また、周囲には理解されにくく、一人で悩んでしまいがちです。
舌がヒリヒリしびれる症状には、できものができている場合と何もない場合があります。
できものがあればその特徴からある程度病気がわかります。また歯の治療などがきっかけであれば金属アレルギーが考えられます。
できものがなく歯の治療もしていないのに、ヒリヒリとしたしびれだけを感じる場合は、栄養不足・舌痛症が考えられます。
生活リズムを見直し、規則正しい食生活を心がけ、ストレスを軽減できるようにしましょう。