舌の白いできものが痛い!ブツブツを治す方法を紹介
学校の健診や病院で舌を見ることがありますよね。「何でだろう?」と思ったことありますか?実は、舌は私たちの体の状態をよく示しているのです。
それで鏡でよく見てみて、舌に白いブツブツができていたとしたら何かを患っていると考えたほうが良いでしょう。舌の「できもの」ができていたら何を示しているのでしょうか?
ここでは舌のブツブツした白いできものを治す方法についてお伝えしていきたいと思います。
舌の「できもの」の正体
舌にできた白いできものの正体は、
- 白板症(はくばんしょう)
- 扁平苔癬(へんぺいたいせん)
- 口内炎
のどれかであると考えられます。
それぞれの特徴や治療法について詳しく見ていきましょう。
白板症
白板症(はくばんしょう)の症状としては口の中の粘膜で白いぶつぶつのような斑点ができてしまうことが多いです。
原因がよくわかっていません。喫煙や細菌などに感染することが原因と考えられていますが、正確には明らかになっていないのです。
男性に多く、痛みを伴わないことが通常ですが、もし痛みを伴う場合は危険です。なぜなら、この白版症はガン化する可能性があり、ガン化率は4~17%です。
原因が未だに明らかになっていないので、治療は難しいものになっています。唯一できる対処法としては、できるだけ早く病院で診察を受けるようにすることです。
舌や口の中に白い斑点のようなものがあったり、いぼいぼのようなものがある場合は、念のため病院へ行くようにするといいですね。特に痛みがある場合は要注意です!
扁平苔癬
扁平苔癬は、舌や口だけでなく体中に起こる発疹です。舌にできることも多く、体にできた場合は赤っぽい発疹を伴います。しかし、舌や口の中にできた場合はその色が判断しにくく、白っぽく見えることもあります。
また、かなり強いかゆみがあらわれて、場合によっては痛みを感じることもあります。
原因はストレス、薬物、細菌、ウィルス、金属アレルギーによって引き起こされると考えられています。
治し方は、基本的に自然治癒が一般的です。しかし、完治するまでには数年かかってしまうこともある、かなりやっかいな病気です。
体に生じた場合は、塗り薬などを使用することができますが、口の中にできてしまった場合は、塗り薬を使用することはできません。
舌に痛みを伴う場合は、痛み止めが配合された液状の薬があるので、それを口の中ですすぐことによって症状を和らげることができます。
扁平苔癬も口腔癌に悪化するリスクがあるので、症状があらわれたらできるだけ早く医師に相談することが大切です。
口内炎
口内炎に関しては、細菌性、ウィルス性が考えられます。例えば、カンジダ菌の増殖です。興味深いのは、カンジダ菌は常在菌であるという点です。
常在菌ですから普段は悪さをしないで、体の抵抗力が落ちた時に悪さをするということです。
全体的に言えることですが、ストレス、栄養の偏り(特にビタミンBに不足)、睡眠不足、口の中の不衛生、胃の不調、風邪に伴って舌の異常も発生するようです。
ですから、基本的に舌の異常が見られたら、休息が大事です。
舌にできた口内炎の原因や症状についてはこちら詳しくお伝えしているので参考にしてみてください。
→【舌に口内炎ができる4つの原因】
まとめ
舌はすぐに私たちの健康状態を反映します。ですから、毎日、ひょっとすると毎朝、舌の健康チェックをすることはおすすめです。
その時に舌の色、大きさ、舌苔をチャックしてください。もし異常が見られたならば、ストレスや疲労、栄養の偏りが関係していると考えられますから、早めの対応が大切です。
休息の時間、睡眠を十分に確保すること、ファーストフードを食べるのではなく、きちんと栄養を考えた食事をすることが大切です。
場合によっては病院で医師に相談することも必要です。