寝起きの朝に鼻水や鼻づまりが起きる3つの原因と解消法!
いつも寝起きに鼻水・鼻づまりで困っているという方はいませんか。風邪をひいたかな…と思っても、しばらくすると落ち着いてきてホッとすることもあります。
一日中、鼻水・鼻づまりがあるのも困りますが、一日のスタートである朝にいつも鼻水・鼻づまりというのも困りものです。この原因は何でしょうか。
今回は、寝起きの鼻水・鼻づまりの原因や解消法について紹介していきます。毎朝悩んでいるという方はぜひご覧ください!
朝に鼻水・鼻づまりが起こる原因
風邪でもないのに鼻水・鼻づまりが起こる場合、アレルギー性鼻炎である可能性が高いです。
アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなどの異物が体内に侵入した時にそれを排除しようとする反応が過敏であることで生じます。
このアレルギー反応がなぜ朝に起こりやすいのか疑問ですね。
この寝起きに起こる鼻水・鼻づまりはモーニングアタックとも言われ、アレルギー性鼻炎の方の多くが経験をする症状です。このモーニングアタックの原因として考えられるものをご紹介します。
アレルギー物質が夜のうちにたまる
昼間過ごしている場所は、自身も含め多くの人々が活動し、ハウスダストや花粉などのアレルギー物質は空中に拡散して浮遊している状態です。
つまりアレルギー物質の濃度が低い状態です。
しかし就寝中は、空中に浮遊していたアレルギー物質が少しずつ下がってきて床や布団の上などにたまっていきます。
就寝中は、床などの部屋の下層にたまったアレルギー物質の濃度の高い空気を大量に体内に取り込むことになります。
このように、朝起きた時に強いアレルギー反応が起こるのは、夜のうちにたまってアレルギー物質濃度が高くなった空気が原因となっている可能性があります。
就寝中は大変無防備ですので、対策をする必要があります。
自律神経の切り替わり
自律神経は、心臓の拍動や消化器のぜん動運動など、意思とは関係なく作用する機能を調整しています。
自律神経は、活動的な時に優位に立つ交感神経とリラックスする時に優位に立つ副交感神経があり、両者のバランスを保つことで成り立っています。
寝起きの時間帯というのは、それまで体を休息させてリラックスさせていたので副交感神経が優位に立っていたところから、目覚めて活動を開始するために交感神経が優位に立とうとする切り替わりの時間帯になります。
この交感神経と副交感神経の切り替わりのタイミングには、両者のバランスが崩れて鼻の粘膜への刺激に対する反応が強くなると言われています。
はっきり解明されているわけではありませんが、就寝前などの交感神経から副交感神経へと切り替わるタイミングでも鼻づまりなどの症状に悩む方が多いことから、理にかなった原因と考えられます。
アレルギー性鼻炎の方は鼻の粘膜が過敏ですので、自律神経の切り替わりのタイミングには鼻水・鼻づまりといった症状があらわれます。
そして、他の体質や病気がある方も、就寝前や寝起きにそれらの症状が現れやすいのです。これも自律神経の切り替わりによるバランスの乱れと考えられます。
鼻風邪
朝、寝起きに鼻水や鼻づまりがよく起きる原因は、単純に鼻風邪をひいている可能性があります。寝ているときに掛け布団をかけていなかった場合など体温が下がってしまい、風邪をひいてしまっている場合があるのです。
鼻風邪を治す方法はこちらの記事で詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。
参考:鼻風邪が治らないときの4つの治し方!食べ物を改善しよう!
寝起きの鼻水・鼻づまりへの解消法
マスクをする
アレルギー性鼻炎は原因となっている物質(アレルゲン)を排除することで症状は出にくくなります。
就寝中にたまったアレルゲンを大量に吸い込まないようにマスクをして就寝したり、寝室に空気清浄器を設置するなどして、アレルゲンを吸い込みにくくすると症状は現れにくくなるでしょう。
冷やさない
アレルギー性鼻炎ではない方でも寒い時には鼻水が出たりします。
寒い空気は鼻の粘膜を刺激しますので、寝起きに冷たい水で顔を洗うのはやめましょう。ぬるま湯で温めるぐらいの気持ちで洗顔してみて下さい。
就寝中にマスクをするのが苦手な方は朝起きた時に着用してみましょう。寝起きの自律神経の切り替わりの時間帯に鼻を冷やさなければ、アレルギー反応は起こりにくくなります。
まとめ
寝起きの鼻水・鼻づまりの原因は解明されていませんが、寝起きの時間帯に起こりやすいアレルギー反応を緩和する方法はあります。
ちょっとした対策で寝起きのつらい症状が改善されますので、ぜひ試してみて下さい。