足の指が腫れる原因一覧!症状別に9つのポイントをチェックしよう

足に手を当てている人

足の指はちょっとしたことが原因で腫れてしまう体の部位で、その要因は多岐にわたります。

また、腫れだけでなく痛みやかゆみなど他の症状も伴うことが多くなっています。

そこでここでは症状別に足の指が腫れる原因についてお伝えしていきます。

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腫れと痛みがある場合

ひょうそ(化膿性爪囲炎)

女の子の足元

ひょうそとは、爪の周囲で細菌が感染することで炎症を起こしてしまう病気です。正式には化膿性爪囲炎と言われていて、赤く腫れたり痛みがする症状があらわれます。

なので、足の指の爪側に腫れがあらわれる場合はひょうそが原因ではないか疑ってみるといいでしょう。

 

ひょうそになってしまう原因は、爪周囲に小さな傷ができてしまったり、かぶれていたりすることでその部分から細菌が侵入してしまうことにあります。

また、靴の中が蒸れていると細菌が繁殖しやすい環境になってしまうので、靴の中はしっかりと乾燥させておくように心がけ、清潔を保つようにしましょう。

参考:足の小指の腫れの原因!その痛みは何かの病気かも?!

 

疲労骨折

疲労骨折と聞くと、何か強い衝撃が加わらないと起こらないと思ってしまいますが実際は違います。

疲労骨折とは、同じ部分に弱い力が繰り返し加わることで起こります。特に足の指は負荷がかかりやすい部位なので、疲労骨折になりやすいのです。

疲労骨折になると、患部で腫れや痛みがあらわれます。

 

特に、継続的にスポーツやランニングなどの運動をしていたり、仕事や家事でよく動いている方で起こりやすくなります。

また、筋力不足などが理由で男性よりも女性で起こりやすいので、女性の方は特に注意する必要があります。

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外反母趾:親指の腫れ

親指の外側が腫れている場合は外反母趾の可能性が考えられます。足の筋力不足などが理由で足の骨格構造が崩れることで親指が腫れてしまう状態のことをいいます。

外反母趾は特に女性で起こりやすく、ハイヒールなど足に負担のかかる靴を長時間履いていたりすると発症しやすくなります。

参考:足の親指の付け根が痛い!男性の10倍の女性が悩む外反母趾が原因?

 

内反小趾:小指の腫れ

内反小趾は、外反母趾と逆に小指の外側が腫れてしまう状態をいいます。原因も外反母趾と同様で足に負担がかかり続けることで骨格構造が崩れて腫れてしまいます。

外反母趾と同時に発症することも多くなっています。

 

痛風

痛風とは尿酸が体の中にたまり、それが関節で結晶化することで関節炎を起こしてしまう病気です。

この関節炎は足の指に限って起きるものではありませんが、初期症状は足の指の腫れや痛みから始まることが多いです。特に足の親指で赤く腫れ、痛みを伴うケースが多くなっています。

その後、足首や膝などさまざまな関節でも腫れや痛みが出てくるのでしっかりと早期治療を行っていくことが重要となります。

 

腫れとかゆみがある場合

水虫

2人の足元

足の指で腫れとともにかゆみや水ぶくれを伴う場合は水虫であることが疑われます。水虫とは真菌(カビ)である白癬菌が感染する皮膚病です。

靴の中が汗などで蒸れている状態であると白癬菌が繁殖しやすい環境となるため水虫になりやすくなってしまいます。

 

また、水虫と聞くと足の指などにできやすいイメージがありますが、「爪白癬」といって足の指の爪の周りでも発症することがあります。

参考:水虫(爪白癬)の初期症状から完治まで!治療方法に注意

 

しもやけ

しもやけは冬の寒い時期に発症しやすく、足の指の腫れやジンジンとしたかゆみの症状があらわれます。

足の指は特に冷えやすく血液の循環が滞り、しもやけになりやすい部位になります。

また、しもやけになると赤黒く変色したり、発疹があらわれたりと目に見える症状もあるのでよく確認しておきましょう。

参考:しもやけが足の指にできる原因と4つの治し方を徹底解説!

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腫れとしびれがある場合

ニューロパチー(末梢神経障害)

ニューロパチーという病気はなかなか聞いたことないと思いますが、末梢神経の病気の総称のことをいいます。

このうち感覚神経で障害が起きると、足の指でピリピリとしびれを感じたり腫れたりする症状があらわれることがあります。

 

ニューロパチーになってしまう主な原因はビタミンB群の不足や睡眠不足があげられます。

ビタミンB群は神経の働きに重要な栄養であるので、これが不足するとニューロパチーになりやすくなってしまうのです。

 

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とは、甲状腺の機能低下により甲状腺ホルモンが体内で不足してしまう病気です。甲状腺ホルモンは全身の臓器の働きに寄与したり、代謝を活性化させる役割があります。

このように聞くと甲状腺機能低下症は大きな病気のように感じてしまいますが、実はとても身近な病気で10〜20人に1人の確率で発症しているといわれています。

また、男性よりも女性に多い病気であるのも特徴的です。

 

甲状腺機能低下症は上述したように全身に影響を与えるので、以下のように足の指の腫れやしびれ以外にもさまざまな症状があらわれます。

  • 体がだるくなる
  • 集中力や記憶力の低下
  • 眠気
  • 皮膚の乾燥
  • むくみ
  • 寒気
  • 便秘

このようにさまざまな症状があらわれるので、風邪気味だと感じたり、老化現象ではないかと思ってしまう方も多いです。

 

足の指が腫れたらしっかり原因を探ろう!

ここまでお伝えしたように足の指の腫れには症状に合わせてさまざまな原因が考えられます。

なので、どの部位が腫れているのか、痛みもあるのか、それともかゆみやしびれがあるのか、など自身の症状をしっかりと確認して腫れの原因を探っていくことが大切になります。

腫れがある場合は何もせずに放っておくと悪化してしまうケースが多いです。原因に合わせて適切に対処していけるように心がけましょう。

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