とびひの治療期間はどのくらい?早く完治させる方法!

とびひは全身にかゆみと水疱がでて、とてもつらい病気ですよね。
特に赤ちゃんや子供が感染しやすく、近年は大人の感染者も増加しています。
そこで、今回はとびひを早く治すための治療法や治療期間についてお伝えしていきたいと思います。
とびひの初期症状
早く完治させるためには、できるだけ早く初期症状を察知して治療を始めることが大切です。
とびひの特徴的な初期症状は「水ぶくれ」と「かさぶた」の2つです。
水ぶくれ
皮膚が炎症を起こしてしまい、膿ができます。これが水ぶくれとなってしまい、しだいにかゆみも感じてきます。
水ぶくれが破れて出てきた膿や汁は、さらに自分の他の体の部分や他人に感染させる原因となってしまいます。
特に、すり傷などができていた部分から感染しやすく、その部分に水ぶくれができてしまったらとびひではないかと疑ってみてください。
かさぶた
意外かもしれませんが、かさぶたもとびひの初期症状のひとつです。
すり傷などができたときの治りかけのかさぶたのようなものというよりも、中に膿がたまっているような腫れと厚みがあるかさぶたがとびひの初期症状ではでやすいです。
その後、熱がでたり、リンパ節が腫れてくることも多いので注意しましょう。
とびひの自然治癒
とびひは他の人にうつしてしまうおそれがあるため、自然治癒させることはおすすめできません。
しかし、スキンケアを丁寧に行ったり、市販薬を上手く使ったりすることにより病院へ行かないで治療することも可能です。
スキンケアについては次の「治療法」の章で詳しく紹介しますね!
市販薬はテラマイシン軟膏がおすすめです。
引用:http://takeda-kenko.jp/products/gairai/teramaisin.html
とびひの原因となる菌を直接退治してくれる効果を持っています。
1日数回程度、患部に塗ったり、ガーゼなどでのばすといいですよ!
とびひが早く完治する治療法
とびひの治療期間、つまり完治するまでの期間は平均1週間程度といわれています。
しかし、適切な治療をすることにより、完治までの期間を3~5日間程度に縮めることも可能です。
とびひを早く完治させるには、初期症状がでたらすぐに病院へ行くようにしましょう。
皮膚科に受診するのがおすすめです。赤ちゃんや子供の場合は、小児科でも大丈夫です!
とびひを治すための飲み薬と塗り薬が処方されると思います
塗り薬でおすすめなのは、リンデロンvg軟膏とゲンタシン軟膏です。
これらは炎症を抑えるための薬で、処方される塗り薬の中ではトップクラスの効力を持っています。
リンデロンvg軟膏とゲンタシン軟膏については以下で詳しくお伝えしていますので、
参考にしてみてください。
→【リンデロンvg軟膏の効能と副作用について】
早く完治させるためには、自宅で行うケアも大切です。ケア方法としては、以下の4つが効果的です。
- 清潔さを保つ
- 長時間、汗で皮膚を湿らせた状態にしないようにする
- 爪を短く切る
- かゆくても絶対にかかない
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
清潔さを保つ
不潔な環境だととびひの原因菌が繁殖しやすくなってしまいます。その結果、症状が悪化してしまいます。
したがって、お風呂に入ったときは患部をしっかり石鹸で洗うようにしましょう。
長時間、汗で皮膚を湿らせた状態にしないようにする
とびひの原因菌は高温多湿の環境を好みます。
よって、汗で皮膚が湿っていると、とびひの菌が活発化して、腫れなどがひどくなってしまいます。
汗をかいたら、衣服を着替えたり、シャワーを浴びるようにするといいですね!
爪を短く切る
とびひは皮膚に傷ができると、そこから水ぶくれなどができやすくなります。
爪が長いと、知らない間に皮膚を傷つけてしまう原因となります。
また、水ぶくれを破いてしまう原因ともなります。
水ぶくれの中にたまっている膿が、他の場所へついてしまうと、とびひが広がってしまう可能性があります。
よって、爪は短く切っておくようにしましょう!
かゆくても絶対にかかない
とびひにかかると、とてもかゆいです。しかし、掻いてしまうと炎症が悪化してしまいます。
また上記で述べたように水ぶくれが破ける原因ともなります。
頑張ってかゆくても、かかないようにしましょう。かゆみ止めクリームを塗るのも効果的です!
まとめ
とびひは、とても感染力が強い病気で子供が保育園やプールなどでもらってきてしまうこともよくあります。
もし感染してしまった場合は、今回紹介した治療方法、ケア方法を試してみてください!
また、とびひの原因や予防法については、
こちらで詳しくお伝えしています!
→【とびひに感染する原因や予防法、対処法について】