アシナガバチに刺されたら!正しい応急処置をできますか?
アシナガバチは街中でもよく飛び回っているのを見かけますよね!
あなたはアシナガバチに刺されたときに適切な応急処置をとることができますか?
そこで、今回はアシナガバチに刺されたときの応急処置についてお伝えしていきたいと思います!
その場から離れる
まずは、さらにアシナガバチに刺されないようにその場からすぐ移動しましょう。
基本的には、その場から50m以上離れれば追ってくることはありません。
ただし、アシナガバチを威嚇しないように注意してください。
威嚇行為には以下のようなものがあります。
- 大声を出す
- 背を向けて、走る
- 手をふったりして、激しい動きをする
アシナガバチに刺されたらパニックになり、このような行動をとってしまいがちですがこれらは逆にアシナガバチを刺激することになりさらに襲ってくるおそれがあります。
もし、刺された場合は、その場から姿勢を低くしてゆっくりと離れることが大切です!
毒を体の外に出す
安全が確保できたら、体の中に入ってしまった毒をできるだけ早く出すようにしましょう。
刺された部分の周りを指で強くつまむようにして、毒を出しましょう。
患部から血がにじみでてきたら毒も一緒に出てきているサインになります。
毒が出てくるのがある程度止まったら、患部を洗い流すようにしてください。
もし、水がすぐ手に入らないような状況の場合は、持っていた飲み物で患部を洗い流すようにしましょう!
また、毒を出すときに口で吸うようにして吸い出すのはあまりおすすめできません。
もし口の中に、虫歯や口内炎、傷などがあった場合はその部分から、さらに体の中に毒が入ってしまう可能性があります。
指で毒を出すだけでも、応急処置としては十分なので口は使わない方がいいです。
患部を冷やす
患部から毒を出したら、刺された部分を冷やします。毒を出しても、まだ体の中には毒が残っています。
この毒が血の流れにのって全身に巡ってしまうおそれがあります。
これを防ぐために、患部を冷やしましょう!
冷やすことにより、血の流れが悪くなるので、全身に毒が巡るのを防ぐことができるのです。
氷などが手に入れば、ビニール袋などに入れてそれを患部に当ててください。
もし手に入らないようなら、タオルを冷水に浸して、それを患部に当てるようにしましょう。冷やす時間の目安としては、30分ぐらいです!
虫刺され薬を塗る
続いて、虫刺され薬を塗ります。
アシナガバチの活動が活発な8~10月ぐらいは刺される可能性がある場所へ行くときは、虫刺され薬を持つようにするといいです。
虫刺され薬にはたくさんの種類がありますが、成分として「抗ヒスタミン」というものと「ステロイド」というものを選ぶと良いです。
抗ヒスタミンはかゆみを抑えるための成分で、ステロイドは炎症を抑えるための成分です。
まとめ
アシナガバチに刺されたときに、すぐ行うべき応急処置についてお伝えしました。
もし、このような処置を行っている最中に、頭痛やめまい、吐き気、呼吸困難などの症状があらわれた場合は、アナフェラキシーショックの可能性があります。
アナフェラキシーショックとは、アシナガバチの毒に体がアレルギー反応を起こしてしまうことです。
もしこのような症状があらわれた場合は、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。
また、特に夏場には蚊、ダニ、毛虫、ブヨ、ムカデなどさまざまな虫刺されにあう可能性があります。
虫によっては、重症化してしまうこともあるので、あらかじめそれぞれの応急処置の方法を知っておくと最小限の症状にとどめることができます。
こちらで、アシナガバチ以外の虫刺されの対処法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!