かゆくて治らない!ミミズ腫れができる5つの原因と治し方
体が異様にかゆいなと思って見たら大きなミミズ腫れになっていたということがありますよね。
赤く腫れようが、痛みを感じようが耐えきれないかゆみでたくさんかいてしまう方も多いはずです。しかし、ミミズ腫れのように赤くただれてしまう場合は必ずかくのをやめましょう。
思わぬ皮膚の病気を引き起こしてしまう可能性があります。そこで今回はミミズ腫れになってしまう原因と治し方についてお伝えしていきます。
ミミズ腫れの原因
かゆみを感じてミミズ腫れになってしまう原因の多くは蕁麻疹によるものです。ただ蕁麻疹といってもさまざまな種類があり、それに伴っていろいろな原因が考えられます。
ここでは、ミミズ腫れになってしまう代表的な原因を5つ紹介していきます。
あせも
夏場に汗をかくと首回りやひじ、ひざなどの関節部分にあせもができてしまう方もいます。あせもや汗によるかぶれは子供がなる印象が強いですが、大人でも発症することはよくあります。
よく汗をかいていたり、首回りや関節部分にミミズ腫れのような大きな腫れができてしまう場合はあせもが原因ではないかと考えてみましょう。
虫刺され
特に夏場などに肌を露出していると気づかないうちに虫に刺されていることはよくあります。ダニや毛虫、ブヨ、ムカデなどさまざまな虫刺されが考えられます。
これらの虫刺されによってミミズ腫れのようになってしまうかは人それぞれです。皮膚が弱い方などは大きな腫れとかゆみを伴うこともあります。
種類別の虫刺され対処法はこちらで詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。
参考:虫刺されの大きい腫れや痛みなどの症状と対処法について!
食物アレルギー
ある食べ物を食べたときに起こる食物アレルギーがミミズ腫れの原因となっていることも考えられます。食物アレルギーは先天的なものではなく、後天的になってしまうこともあるので注意しなければなりません。
何か食べ物を食べた後に、体にかゆみを感じたりミミズ腫れになってしまう場合は食物アレルギーが原因である可能性が高いです。
食物アレルギーが生じる食べ物は人それぞれですが、卵、乳製品、小麦が原因物質となっていることが全体の60%以上を占めています。
ストレス
ストレスを感じると私たちの体にはさまざまな悪影響が生じます。仕事や家事などでストレスがたまってくると肌の調子も悪くなり、皮膚の炎症が起きてしまうこともあるのです。
ストレスは私たちの皮膚に大きな影響を及ぼします。こちらの記事もチェックしておきましょう。
参考:蕁麻疹の原因はストレスや疲れで肝臓が悪くなっているから?
物理性蕁麻疹
物理性蕁麻疹とは、皮膚になんらかの物理的な刺激が加わったときに発症する蕁麻疹です。
例えば、ネックレスをつけていた首回りが赤くなったり、かゆみを感じる場合は物理的蕁麻疹の可能性があります。
物理的蕁麻疹だけでは、ミミズ腫れのように大きく腫れてしまうことはあまりないですが患部をかき続けることによりただれて、ミミズ腫れになってしまうことはあります。
ミミズ腫れの治し方
ミミズ腫れになるほど大きく腫れてしまったら、市販薬に頼らず皮膚科に受診することをおすすめします。
蕁麻疹によるミミズ腫れの主な治療法としては抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を服用する場合が多いです。
蕁麻疹が原因の場合、塗り薬ではあまり意味がなく内部に直接届く内用薬を服用した方が効果的なことが多いのです。
蕁麻疹によるミミズ腫れの治し方についてはこちらの記事でさらに詳しくお伝えしていますでのぜひご覧ください。
参考: 蕁麻疹が顔や全身に出たら何科の病院に行くべき?対処法は?
また、ミミズ腫れは必要以上に掻いてしまい生じることがほとんどですので、かゆみを感じる場合は以下のような対処法・予防法でミミズ腫れにならないようにすることが大切です。
ミミズ腫れの対処法・予防法
ミミズ腫れにならないようにするには掻かないように心がけるのが一番です。かゆみを感じると無意識にかいてしまうこともありますが、意識的に患部をかくのを控えるようにしましょう。
掻けば掻くほどかゆみは増していきますし、腫れもひどくなっていきます。
ただかゆみを我慢するのはとても辛いことですよね。その場合は、氷で患部を冷やすなどするとかゆみが和らぐことが多いです。
また、ミミズ腫れの原因となっている物質が分かっている場合はその物質を避けるようにしましょう。
- 食物アレルギーの原因物質が分かっている場合はそれを食べないようにする
- あせもが原因となっている場合は汗をよくふいたり、シャワーをあびるようにする
- 虫に刺されないように肌はあまり露出しない
このように適切な対処を行っていくことが大切です。
まとめ
今回はミミズ腫れになってしまう原因と治し方や対処法についてお伝えしました。ミミズ腫れになってしまう主な原因は虫刺されやアレルギーなどによりかゆみが生じて、必要以上に掻きすぎてしまうことにより起こります。
患部を冷やすなどしてかゆみを和らげることにより、刺激をできるだけ与えないようにすることが大切になります。