ふくらはぎがだるいと感じる決定的な原因!疑うべき隠れた病気とは?
ふくらはぎがだるいと少し歩くのも、家事をするのも億劫になってしまいますよね。ふくらはぎがだるいだけで、足全体が重く感じてしまいます。
このようにふくらはぎがだるいと感じてしまう原因は単純に疲労や冷えであることが多いです。
ただ、だるいと感じることは思わぬ病気の前兆である可能性もあるのでしっかりとチェックしておくことをおすすめします。
そこで今回は、ふくらはぎがだるく感じてしまう原因や病気、解消法についてお伝えしていきます。
ふくらはぎがだるいと感じる原因
疲労
ふくらはぎがだるいと感じたときに最も多い原因が疲労によるものです。普段あまり運動をしていないのに、長時間歩いたりするとふくらはぎがだるく感じることはよくありますね。
他にも、
- 長時間の立ち仕事
- 長時間のデスクワーク
- 家事
- ランニング
- スポーツ
などもふくらはぎの疲労の原因となります。
このように、いつも以上にふくらはぎの筋肉を使うと筋肉疲労がたまり、筋肉が縮んで硬くなっていきます。
そして、筋肉が縮んでいるとふくらはぎ周辺の血管やリンパ管が筋肉によって圧迫されてしまい、血液の流れが悪くなってしまうのです。
このようにふくらはぎでの血液の流れが悪くなってしまった結果、「だるい」と感じてしまうのです。
実はふくらはぎは「第二の心臓」といわれることがあります。なぜなら、ふくらはぎは血液を体全身に巡らせるためにとても重要な働きをしているからです。
重力の関係で人間の血流は下半身にたまりやすくなっています。しかし、ふくらはぎの血液循環を良くするポンプのような機能でたまりがちな下半身の血液を上半身に勢いよく戻してくれるのです。
疲労によってふくらはぎの血流ポンプ機能が低下してしまうと、だるくなったり、むくみの原因となってしまうということです。
冷え
ふくらはぎの「だるさ」」は疲労だけでなく、冷えによっても起こります。特に夏場、エアコンをつけながら足を出して寝ているときなどはふくらはぎが冷え切ってしまいます。
朝にふくらはぎがだるいと感じる場合は、寝ている間にふくらはぎが冷えてしまっている可能性があるのです。
冷えによってふくらはぎがだるくなってしまうメカニズム自体は、先ほど紹介したようにふくらはぎのポンプ機能が低下してしまい血流の巡りが悪くなってしまうことにあります。
冷えによってふくらはぎ辺りの血行が悪くなってしまいだるさを感じてしまうということですね。
ふくらはぎがだるいときに隠れている病気
ふくらはぎがだるいと感じるときは、疲労や冷えだけでなく思わぬ病気が隠れている可能性もあります。ここでは代表的な3つの病気について紹介していきます。
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤とは、足の静脈(血管)がコブのようにふくらんでしまう病気です。命の危険など重篤な症状につながることはありませんが、痛みを感じたり、かゆくなったりと生活の質を低下させてしまいますので早めに対処していきたいです。
初期症状として、ふくらはぎがだるく感じることがよくあります。ふくらはぎのだるさの他にも、
- 足が痛くなる
- 足がむくむ
- 足がつりやすい(こむら返り)
- 足がかゆくなる
などさまざまな症状があらわれるのが特徴です。ふくらはぎのだるさとともにこのような症状があったら下肢静脈瘤を疑ってみましょう。
また、以下のように下肢静脈瘤で膝の裏側に痛みを感じることもあります。
下肢静脈瘤は、女性の方が発症しやすいです。さらに、歳を重ねるごとに発症割合も増えていきます。
また、長時間立ち仕事をしている場合に発症しやすくなるというデータもありますのでこれらの項目に当てはまる方は特に注意していきたいです。
間欠性跛行
あまり聞いたことのない病名だと思いますが、 うまく歩くことができなくなっていく病気になります。
足のだるさのほかに痛みやしびれを感じることも多いです。また、歩いていてだるさや痛みを感じ、少し休むと治り、また歩くとだるさを感じて・・・と繰り返し症状があらわれるのが特徴です。
このような症状があらわれる場合は、一度整形外科で確認してもらうことをおすすめします。
肝臓の病気
意外に感じるかもしれませんが、肝臓の病気になるとふくらはぎがだるく感じることがよくあります。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれていて、肝臓が悪くなっても体に異変が起こりにくいのです。
なので、肝臓の病気はかなり悪化してからでないと見つかりにくいのです。
肝臓が悪くなると右側の背中に痛みを感じることがあります。こちらの記事で詳しくお伝えしていますのでぜひチェックしておきましょう。
おすすめのだるさ解消法
マッサージ・ストレッチ
ふくらはぎの筋肉を揉み解すようにしてマッサージすることはとても効果的です。マッサージすることにより、筋肉の緊張が緩和して血行が促進されるからです。
また、ストレッチにより筋肉が伸びて血行がよくなるという効果もあります。
特に入浴後など血の巡りが良いタイミングでマッサージやストレッチを行うとさらに効果があります。
自分でマッサージをしてもいいのですが、できれば自分はうつ伏せになって誰か他の人にマッサージをしてもらうといいですね。
温める
ふくらはぎを温めることによっても、血行が促進されだるさの解消に効果的です。特に「冷え」が原因でだるいと感じている場合は温めることによって改善されていくことが多いです。
温める方法としては半身浴がおすすめです。 半身浴は美容や健康にも良いですね。半身浴をすることで血行が促進されたり、汗をかいて新陳代謝が活性化します。
全身浴だと、心臓も浸かってしまい負担がかかってしまいますので、38~40度の温度で30分ほど半身浴をするのがとても良いです。
また、ふくらはぎに温湿布を貼って温めることも効果があります。
まとめ
ふくらはぎがだるいと感じてしまう原因や解消法についてお伝えしました。ふくらはぎが第二の心臓と呼ばれ体全身の血の巡りを良くしているというのは意外だったのではないでしょうか。
ふくらはぎがだるく感じてしまう根本的な原因は、血の巡りが悪くなってしまうことですのでマッサージや半身浴でふくらはぎの血行を促進させるよう改善していくのが効果的です。
また、ふくらはぎだけでなく足全体のだるさに関してはこちらの記事でお伝えしていますので併せてご覧ください。