足首に痛みを感じる12個の原因!病院に行く前にチェック!
足首が少々痛くても、ついつい放置してしまうという方は多いですね。すぐに治ることもありますが、その痛みが長引くと歩くたびに不便ですし、痛みがひどくなると不安になりますね。
足首の痛みというと筋肉や骨の異常だと思いがちですが、実はたくさんの原因があります。
今回は足首に痛みを感じる原因についてまとめました。危険な病気が隠れている可能性もありますのでぜひチェックしてみてください!
捻挫
関節部分は骨と骨のつなぎ目であり、スムーズな動きができるように靭帯が重要な役割をしています。この靭帯が損傷した状態を捻挫と呼びます。
足首は全体重がかかる関節ですので、慣れない作業をしたり、運動をすると捻挫をしやすくなります。
腫れや皮下出血がある場合は、安静にして冷やすようにしましょう。
痛みが強い場合は靭帯断裂などのおそれもありますので、早めに整形外科を受診することをおすすめします。
疲労骨折
運動や仕事などで同じ部分に繰り返し負担がかかった場合に微細な骨折を生じることがあります。これを疲労骨折といいます。
疲労骨折は、一度の大きな負担で起こる骨折とは違い、時間をかけて生じるので、痛みがあっても運動を続けてしまう人が多いです。
しかし、慢性化することもありますので、痛みがある場合は休息し、治療に専念するようにしましょう。
肉離れ
急に運動をしたりすると、負担に耐えられず筋組織が断裂してしまいます。これを肉離れと呼びます。
運動不足の方だけではなく、普段から運動をしている方が異なるスポーツをした時などでも生じます。
いつもと違う運動をする際は準備運動を入念に行ってから開始しましょう。
痛みが出たら安静にし、まずは冷やしましょう。その後少しずつ患部のストレッチを行いながら慣らしていきましょう。
偏平足
偏平足の方は足裏のアーチが十分に機能しないため、走ったりジャンプしたりといった動きをすると足首への負担が大きくなります。
偏平足の方がスポーツをしていると、度々足首が痛くなるという場合は偏平足が原因となっている可能性があります。
偏平足は足裏の筋肉が不足している状態です。足裏の筋肉を鍛えることで足首への負担は軽くなります。
足指じゃんけんや足裏でタオルを掴むなど、足裏の筋肉を鍛える運動が効果的です。痛みが和らいだらぜひお試しください。
足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)
足首の内側にある足根管と言われる神経が束になった部分で圧迫が生じて痛みが現れる症状です。
足根管は足裏の神経を支配する神経の束ですので、足裏のしびれを感じることが多いのですが、圧迫を受けている足根管が痛む場合は足首の痛みを感じます。
足根管症候群になる原因は静脈瘤やガングリオンなど様々ですが、まずは整形外科を受診し、原因を調べてもらいましょう。
原因を改善することで足根管への圧迫はなくなり痛みも改善されます。
ガングリオンについてはこちらでお伝えしていますのでご参照ください!
後脛骨筋腱機能不全症(こうけいこつきん きのうふぜん)
体重のかけ方が悪くて後脛骨筋腱というふくらはぎの筋肉への負担が大きくなることで、足首内側の痛みを生じます。
体重を外側にかける癖がある方などは、体重のかけ方を意識して治す必要があります。
冷え性
冷え性は血流が悪く手の先や足の先などの心臓から遠い部分に十分な血液が供給されないことで冷えを生じます。
足首も心臓から遠い部分にあり、露出する部分でもあります。足首が冷えている場合は足首に痛みを感じることがあります。
冷えを感じている場合は十分に温めましょう。湯舟に入って体を温めたり、バランスのとれた食生活を心がけるなど、血行改善に努めましょう。
冷え性の改善方法についてはこちらの記事で詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。
痛風
痛風は、血中尿酸値が上がり、足の指や足首などで急性関節炎を起こす病気です。ビールや甘い飲み物などの摂取がきっかけとなることが多いです。
痛風はその9割が男性患者で、アルコールの過剰摂取により発症する場合が多いです。
思い当たる方は医療機関で相談してみましょう。そして、アルコールを控え、バランスの良い食生活を心がけましょう。
また痛風になると足首だけでなく膝や足の指、爪などにも痛みを感じることがあります。以下のように足の親指の爪などにも痛みを感じる方は痛風の可能性が高いですので気をつけましょう。
アキレス腱周囲炎
長時間立ちっぱなしの仕事をしている方などはアキレス腱の周辺組織が炎症を起こすことが多く見られます。
足首への負担が大きいことで痛みを生じていますので、足を酷使しているという体からのサインと考え、定期的に十分な休息をとるよう心がけましょう。
腫れや強い痛みがある場合は我慢せず整形外科で相談しましょう。
関節リウマチ
朝起きた時に足首がこわばって痛みがあるという場合は関節リウマチの可能性があります。
関節リウマチは女性に多く見られる症状で、喫煙と大きく関係しているとも言われています。
関節リウマチは軟骨や骨が壊れていく病気ですので、早期治療が大切です。朝起きた時の痛みを感じたら早めに医療機関で相談しましょう。
坐骨神経痛
腰から足にかけて走る坐骨神経のどこかで圧迫があると様々な部分で痛みが生じます。
足首に痛みを生じることもあります。中高年の多く見られ、加齢が原因となっていることも多いです。
痛みが強い場合は痛みを和らげる鎮痛剤等を処方してもらいましょう。坐骨神経痛は生活習慣の見直しによって改善されることが多いです。
喫煙・飲酒・運動不足などなど、自身の生活習慣の中で気になることがあれば改善していきましょう。
慢性動脈閉塞症(まんせいどうみゃくへいそくしょう)
動脈が詰まってしまう病気で、詰まった部分が足であれば足首や足先が痺れたり冷えたり痛みが出たりします。
疲れやすくなったり、筋肉痛のような症状が続いたりする場合もあります。
痛みが強くなったりしびれが続くなど、症状が悪化する場合は早めに医療機関で相談しましょう。
まとめ
足首が痛い場合、筋肉や骨などの痛みを疑いますが、他にも注意しておかなくてはいけない病気が多くあります。
運動不足かなと軽視せず、他に症状がないかなど自身の症状をよく考えてみましょう。
放置すると悪化する病気もありますので、思い当たる症状がある方は早めに医療機関で相談しましょう。
また足首だけでなくくるぶしにも痛みを感じる場合はこちらの記事もご覧ください。