眉間が痛い5つの原因と病気!頭痛との関係について
眉間の奥に痛みを感じた経験はありませんか。眉間が痛くなる原因は目の病気とは限りません。どのような原因があるのでしょうか。
今回は眉間が痛い原因や病気や頭痛との関係についてお伝えしていきます。
眉間の痛みは放置していても治る場合もありますが、失明の危険がある病気もあります。自身の症状は大丈夫でしょうか。ぜひ最後までご覧ください。
眉間に痛みを感じる5つの原因
風邪
風邪で発熱して頭痛がある時に眉間の痛みを感じる場合があります。
咳・鼻水・鼻づまりなどなど、他にも風邪の症状がある場合は、風邪が原因となっている可能性が高く、風邪が治ると眉間の痛みもなくなります。
副鼻腔炎
鼻の奥に広がっている副鼻腔という空洞で炎症を起こすことを急性副鼻腔炎といいます。鼻の奥の痛みや色のついた鼻水・頭痛などの症状があらわれますが、眉間の痛みを感じる場合もあります。
急性副鼻腔炎は1~2週間ほどで治るのですが、それ以上長引く場合は慢性副鼻腔炎(蓄膿症)と言われます。
急性副鼻腔炎を治療せずに長引くと慢性副鼻腔炎となり治りにくくなりますので、忙しくても耳鼻科を受診するようにしましょう。
偏頭痛
ストレス・疲労・睡眠不足など不規則な生活が原因となり起こりやすい頭痛で、女性に多く見られます。頭の片側が痛むということが多いですが、眉間の奥の痛みを感じる場合もあります。
頭の表面の血管の拡張による頭痛ですので重篤な病気ではありませんが、吐き気を伴うこともあり頻繁に生じると非常に辛いです。
眩しさや大きな音に過敏になる傾向がありますので、暗くして静かに睡眠をとることで症状が軽減することが多いです。症状が現れたらゆっくり休めるようにしましょう。
参考: 右後頭部の頭痛がズキズキする!その痛みの原因を徹底解説
眼精疲労
パソコンやスマホの普及により、一日中画面を見て過ごす方が増え、気づかないうちに目を酷使している方が増えています。目を酷使すると慢性的な目の疲れによる眼精疲労という状態になります。
眼精疲労の症状は目の疲労感や重圧感・痛み・かすみなどの他に頭痛・肩こり・吐き気などもあります。そして眉間の痛みを訴える方もいます。
生活環境を見直し、目を酷使しているなと感じる方は画面を見る時間を減らしたり、まめに休憩をとるようにしましょう。
眼精疲労の対策法に関してはこちらの記事をご覧ください。
閉塞隅角緑内障(へいそくぐうかくりょくないしょう)
眉間の痛みがある場合に最も危険なのは閉塞隅角緑内障です。緑内障とは角膜と水晶体の間にある房水(ぼうすい)が排出されなくなることで目に異常が現れます。
急性閉塞遇角緑内障では、突然眼圧が上がって激しい痛みや頭痛などが起こります。眉間の奥が急に激しく痛む場合は急性閉塞遇角緑内障の可能性があります。
放置していると失明する可能性もありますので早めに眼科を受診するようにしましょう。
眉間頭痛について
眉間が痛いという場合、ぶつけたり掻いたりしていなければ、それは眉間の奥の方の痛みであることがほとんどです。これは眉間頭痛と呼ばれます。
頭痛を生じる原因は様々です。痛む場所はそれぞれですが、眉間頭痛として現れることも多いです。
一般的な頭痛の1つとして眉間頭痛を生じている場合もありますが、急激な眉間の痛みは急性閉塞遇角緑内障の症状である可能性があります。
急性閉塞遇角緑内障は、最悪の場合一日で失明してしまうこともある病気です。急激な眉間の痛みの場合は早めに眼科を受診しましょう。
まとめ
眉間が痛む原因は風邪によるものから失明の可能性のあるものまで様々です。眉間の痛みがある場合、その多くは頭痛という症状が眉間頭痛として現れている場合が多く、すべてを深刻にとらえる必要はありません。
しかし、急激な眉間の痛みには十分注意する必要があります。自己判断は危険ですので、気になる場合は早めに眼科で相談するようにしましょう。
また目の奥に痛みを感じているのに眉間が痛いと判断してしまっていることもあります。目の奥に痛みを感じる原因に関してはこちらの記事でお伝えしていますのでぜひご覧ください。
参考:片目だけ目の奥が痛い原因とは?意外な病気に注意しよう!