頬骨が痛いときに!5つの原因をチェックしてストレス解消!
顔をどこかにぶつけたわけでもないのに、頬骨あたりに痛みを感じた経験はありませんか。頬骨の痛みはどこからくるのでしょうか。
顔の痛みは表情にも現れますから、人との会話にも影響が出てしまいます。痛みがストレスにもなりますので、早く痛みから解放されたいですよね。
今回は頬骨に痛みを感じる原因についてお伝えしていきます。思い当たる原因があるかもしれません。最後までぜひご覧ください。
副鼻腔炎
鼻の中には副鼻腔と言われる4対の袋があります。これは鼻の左右に分かれており、頬骨の奥に位置します。
この副鼻腔で炎症を起こすと、鼻水・鼻づまり・頭痛・頬骨の痛みなどの症状が現れます。
副鼻腔炎というと、鼻水・鼻づまりなどの症状をイメージされるかもしれませんが、頭痛や頬骨の痛みを感じる方は意外と多いのです。
急性副鼻腔炎は、風邪・花粉症・虫歯などが原因となり発症しますが、元の病気が治れば症状もおさまります。
しかし、元々副鼻腔に膿がたまりやすい鼻の形をしている方や外傷などで膿がたまりやすい形になってしまった方は、元の病気が治っても副鼻腔炎が治らず、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)へと移行してしまう場合があります。
鼻が膿のたまりやすい形をしている方は膿がなかなか排出されないと炎症が治りにくくなってしまいます。できるだけ早く耳鼻科で膿を排出させてもらいましょう。
口腔トラブル
虫歯や歯茎・奥歯などの炎症等のトラブルがある場合、頬骨に痛みを感じることがあります。
特に、根尖病変(こんせんびょうへん)と言われる歯の根っこ部分の感染があると、頬骨に痛みを感じます。
頬骨の痛みの他にも、頭痛や顔の重苦しさなどを感じることもあります。思い当たる場合は歯科で相談してみましょう。
顎関節症(がくかんせつしょう)
過度のストレスや過労、歯ぎしりや食いしばりなどが原因となり、顎を動かした時に顎や顔に痛みを感じることがあります。
これは顎関節症と言われ、20~40代の女性に多く見られる症状です。
何かを食べたり、大きく口を開けてしゃべったりした時に痛みが現れる場合は顎関節症の可能性があります。
咀嚼筋(そしゃくきん)のマッサージやストレッチで改善することが多く、それでも改善しない場合はマウスピースや薬物療法などの治療もありますので口腔外科等の専門医に相談してみましょう。
三叉神経痛(さんさしんけいつう)
顔の感覚をつかさどる神経を三叉神経といいます。三叉神経は、脳から目・上顎・下顎の3つに分かれた太い神経です。
何かの原因でこの三叉神経を圧迫すると、頬骨等に痛みが生じます。
三叉神経痛の痛みは、電気が走るような鋭い痛みが特徴です。痛み出しても数秒でおさまりますが、繰り返し痛みが現れるため痛みへの恐怖などからうつ状態に陥ることもあります。
また三叉神経痛は、片目だけ目の奥が痛くなることも特徴的です。ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください!
参考:片目だけ目の奥が痛い原因とは?意外な病気に注意しよう!
治し方としては抗てんかん薬による薬物治療・神経ブロック・手術など、様々な治療法があります。医師と相談しながら、症状に合わせた治療を行いましょう。
筋肉疲労
顔の表情は顔の筋肉で作られています。発表や商談など、注目を浴びることでの緊張などによって顔の筋肉痛を起こすことがあります。
自覚がなくても、緊張が何日も続くと就寝中に意識のない状態で歯ぎしりをしている場合もあります。
緊張が解けると徐々に改善していきますので、リラックスを心がけ、顔のマッサージなどを行ってみましょう。
まとめ
頬骨の痛みの原因といってもなかなか思いつかないものですが、様々な原因があることがわかりましたね。
思い当たる原因は見つかりましたか?顔の痛みは大きなストレスとなり精神疾患へとつながることもあります。
頬骨の痛みを感じたら、原因を考えて早く治療できるようにしましょう。