コンタクトレンズによる頭痛の原因とは?すぐ試したい7つの対処法
コンタクトをつけている人はつけていない人に比べて頭痛を起こす確率が高くなっています。
コンタクトは正しい使い方やケアをしていないと、頭痛の引き金となったり眼病の原因ともなってしまいます。
そこで、ここではコンタクトによる頭痛の原因と対処法についてお伝えしていきます。
コンタクトレンズによる頭痛の原因6つ
コンタクトの度数が合っていない
特に最近、コンタクトをつけ始めたり、新しい種類のコンタクトに買い替えた方に当てはまります。
コンタクトの度数が合っていないと目に大きな負担がかかってしまいます。とりわけ、視力の矯正をしすぎてしまう「過矯正」を行ってしまうとさまざまな体の不調が表れてきます。
- 頭痛
- 吐き気
- めまい
- 視力低下
- 眼精疲労
このようにコンタクトの過矯正はリスクが高いので、度数が合っていないと感じたらできるだけ早くコンタクトを買い換えるべきです。
また、コンタクトを購入するときに2種類の度数で迷ったら低い方の度数を購入するように意識するといいでしょう。
眼精疲労
コンタクトを目につけていると目が疲れやすく、眼精疲労の原因となってしまいます。特に仕事でパソコンを使ったデスクワークを長時間している方などは注意が必要がです。
また、眼精疲労に頭痛は肩こりや首こりも伴うことが多いです。
ドライアイ
コンタクトによる不調であるコンタクトレンズ障害の約9割がドライアイが原因であるとされています。
つまり、コンタクトによるドライアイは頭痛や充血、目の痛みなどさまざまな症状の引き金となっているのです。
そもそもコンタクトレンズとは、涙の力を利用して目の表面に浮かび視力を矯正してくれるものです。
これにより、目の潤いのために重要な涙がコンタクトに吸収されてしまったり、涙が蒸発しやすくなってしまうのです。
さらに、スマホやパソコン、ゲームでディスプレイを長時間見ていると、まばたきの回数が少なくなりドライアイになりやすくなってしまいます。
ドライアイの一番の対策は目薬をさすことです。目に潤いを与える目薬を選んで使ってみてください。
コンタクトの洗浄が十分に行えていない
特に2weekのコンタクトを使用している方に当てはまります。2weekのコンタクトは1日使用するごとにコンタクトについたタンパク質汚れを洗浄する必要があります。
この洗浄が十分に行われていないと、コンタクトを清潔に保つことができず目のトラブルや頭痛の原因となってしまうのです。
同様に、1日使い切りタイプの1dayのコンタクトを2日間に渡り再利用している場合も非常に危険ですのでやめるようにしましょう。
コンタクトの不十分な洗浄や誤った用法はさまざまな眼病の原因となってしまいます。
参考:白目がぶよぶよする3つの原因!コンタクトのせいかも?!
コンタクトを長時間つけっぱなしにしている
コンタクトは眼球の表面を覆うことになるので、少なからず角膜への酸素の供給を妨げてしまいます。
酸素が十分に行き渡らないと細胞が死滅して、目が白濁してしまい視力にも大きな影響を及ぼしてしまうのです。
参考:視界がぼやける原因と病気を解説!目のかすみを感じたら正しい対処を!
このようにコンタクトの長時間の使用は、顔の神経、脳の神経にも大きな負荷がかかり頭痛の原因となります。
コンタクトの取扱説明書に連続使用可能な時間が記載されていますので、その時間を守り使用するようにしましょう。
コンタクトの種類が合っていない
コンタクトはさまざまな種類があり、度数の違いだけでなく
- 大きさの違い
- ベースカーブ(レンズ外側の曲率半径)の違い
- 柔らかさの違い
- 酸素供給率の違い
などさまざまな違いが存在します。
人それぞれ眼球の形も違い、コンタクトの種類によって自分に合う、合わないがあるのです。
自分に合わないコンタクトを使用し続けると、目に負荷がかかり頭痛を引き起こしやすくなってしまいます。
コンタクトを新しく買ったり、買い換えるときはコンタクトの試着を行い、つけ心地を確かめるようにすることが大切です。
コンタクトで頭痛が起きたときの対処法
目薬をさす
コンタクトをしていると裸眼よりも目が乾燥しやすくなってしまいます。そこで、ドライアイ対策に目薬を頻繁にさすようにしましょう。
目の乾きを感じたら目薬をさせるように常に持ち歩くように習慣づけるといいですね。
コンタクトを買い換える
コンタクトのつけ心地が悪いと感じていたり、度数が合っていないと感じている場合はコンタクトを買い換えるようにしましょう。
コンタクトが余っていてもったいないと感じるかもしれませんが、自分に合っていないコンタクトを使い続けることは頭痛や眼病のリスクがかなり高くなってしまいます。
大切な目のためなので、必ず自分に合ったコンタクトを使うようにしてくださいね。
コンタクトの正しいケアを行う
コンタクトを使用していると見えないタンパク質の汚れがたくさんついています。
日中コンタクトを使用していた場合は、2weekのものであればしっかりと夜間は洗浄させておくようにしましょう。
また、1dayのものであれば必ず使用毎に使い捨てるようにしてくださいね。
一定期間メガネに代える
コンタクトによる頭痛がなかなか治らなかったりする場合は、コンタクトの使用を控えることも必要になってきます。
普段、メガネを使っていない場合は抵抗を感じてしまうかもしれませんが、無理をしてコンタクトを使い続けると症状が悪化してしまいます。
状況を見て眼科などで医師に相談するといいでしょう。
目を休める
長時間のデスクワークなどで目を酷使していると眼精疲労が原因で頭痛がしてしまいます。特にコンタクトをつけていると、目へのダメージが強くなってしまいがちです。
例えば1時間パソコンで作業をしたら5分間、目を休めるなどの対策を行うといいでしょう。
- 遠くの景色を見る
- 目を閉じる
- 温かいアイマスクで目を温める
このようにして目を休めてあげるだけでも頭痛の対策になります。
参考:目がしょぼしょぼする3つの原因!その疲れをスッと取る方法とは?
市販薬を使う
頭痛がしたら、ドラッグストアなどで売っている痛み止めの鎮痛剤を服用すると痛みを和らげることができます。
痛みがひかない場合は、ロキソニンなどの市販薬を服用してもいいですね。
眼科に行く
症状がひどい場合、頭痛が慢性的に続く場合などは病院で受診することをおすすめします。
頭痛の場合は基本的に内科を受診しますが、コンタクトが原因となっている場合は眼科を受診するといいでしょう。
コンタクトの頭痛は正しく対処して治そう!
普段、コンタクトをつけている方はとても多いですが、それが頭痛の引き金になってしまうこともよくあります。
自分のコンタクトの何が原因で頭痛を引き起こしているのかをしっかり探ることで正しい対処法が見えてきます。
コンタクトによる頭痛が頻繁に起こるようであれば病院を受診するようにしてくださいね。