蓄膿症はどんな臭い?効果抜群な対策方法を紹介!
長年、蓄膿症で悩んでいるという方やご家族の方で、臭いが気になるという方はいませんか?
蓄膿症は悪臭がすることもある鼻の病気です。本人は気づいていなくても周囲の方が不快になる場合もあります。
今回は蓄膿症で発する臭いとその効果的な対策方法をご紹介します。もしかしたら周囲の方は悪臭を感じているかもしれません。しっかり対策をしましょう。
蓄膿症の症状の「臭い」とは
蓄膿症は副鼻腔炎(ふくびくうえん)という病気の一つです。鼻の中にある副鼻腔という部分が炎症を起こし、鼻水・鼻づまり・頭痛・鼻の痛み・悪臭などの症状が出ます。
蓄膿症というのは、この副鼻腔炎が慢性化した状態のことを言います。常に副鼻腔が炎症を起こし、細菌による膿(うみ)がたまった状態なのです。
蓄膿症で悪臭がする原因はこの膿です。
膿が副鼻腔にたまったまま排出されずにいるので、硫黄の臭い・生ゴミの臭い・下水の臭いなどと表現される方が多いです。それほど不快な臭いというわけです。
蓄膿症が発症してしまう原因についてはこちらをご覧ください!
臭いの対策方法
蓄膿症の不快な臭いの原因は膿です。この膿を排出させることで臭いは軽減されます。
とはいえ、それができないから蓄膿症になってしまっているわけですからひと工夫する必要があります。
まずは、自身ですぐにできる対策からしていきましょう。
鼻水をこまめにふき取る
膿がたまらないように鼻水はこまめに拭き取りましょう。
鼻のかみすぎで鼻の下が痛くなるという場合はワセリンやハンドクリームなどを塗っておくと保護されるので痛みが和らぎます。
またティッシュをたくさん使うからと安いティッシュを使うのではなく、キメの細かい肌に優しいものを選ぶのもコツです。
使い捨てのティッシュはできれば高いものを買いたくないかもしれませんが、悪臭を改善するためですので試してみて下さい。
鼻うがい
鼻うがいも効果的です。0.9%の食塩水を使い、一日一回の鼻うがいを習慣にしてみて下さい。
始めはうまくできず痛いかもしれませんが、毎日することで要領がよくなり、体も慣れてきますので、かなり効果が現れると思います。
どうしても改善しないときは耳鼻科へ
自身でできる対策をしてみてもなかなか改善されない場合は耳鼻科で相談しましょう。鼻の中の悪臭の元となる細菌を減らすため、抗生物質を服用します。
来院時の処置としては鼻腔洗浄とネブライザー治療がメインとなります。
ネブライザーというのは抗生物質の入った薬液を霧状にして患部に直接当てる治療です。事前に鼻の中の鼻水や膿をしっかり排出させておくことで効果が高くなります。
また、治療中はできるだけ鼻で薬を吸い込むように息を吸い、口から息を吐くようにするとさらに効果的です。
処置後は喉の奥で薬の苦味を感じることもありますが、それだけ薬が浸透していると思えば我慢できますよ。
耳鼻科で処置してもらうのはとても効果的ですが、蓄膿症になる方は膿が排出されにくい鼻の形をしているということなので、常に耳鼻科に通い続けなければ悪臭が繰り返すことになります。
できるだけ頻繁に耳鼻科で処置してもらい、その間は自宅でしっかりと鼻うがいをするなどの対策を続けましょう。
まとめ
蓄膿症による悪臭の原因は細菌と膿です。これらが排出されにくい鼻の形の方が蓄膿症になり安いです。
蓄膿症になると鼻水・鼻づまり・頭痛などの症状に加え、嗅覚が鈍ることもあり、自身が発している悪臭に気づかないこともあります。
蓄膿症は辛いですが、病院に行くのは面倒だという方もいるかもしれません。
しかし家族など、周囲の方も不快な思いをしないため、できる対策を始めてみましょう。臭い対策をすることは蓄膿症の治療にもなるのです。