いい加減治したい!体が重いと感じたらチェックするべき原因と病気
寝起きに「なんだか体が重い・・・」と感じながらも準備をして仕事に出かける。こんな朝を経験したことも多いはずです。
ただ疲れが取れきれていないだけと思っていても、体の重く、だるく感じることは体の異変を教えてくれる貴重なサインでもあります。
このサインをしっかりと受け止め、理解することで大きな病気へ発展していくのを予防することができるのです。
そこで、ここでは体が重いと感じる原因や病気についてお伝えしていきます。
体が重いと感じる7つの原因
ストレス
体が重いと感じる方の多くはストレスをため込んでいる場合です。日々忙しく活動していると、自分では意識せずとも体や心に大きな負荷がかかってしまっています。
そして、無意識に体が活動することを拒んで、「体が重い・・・」と感じてしまうのです。
ストレスは主に精神的な負担が原因ですので、安静に休んでいるだけでは解消しません。ときには外に出て体を動かすこともストレス解消になりえるのです。
- 自分の好きな趣味に没頭する。
- 人間関係がストレスに感じている場合はあえてひとりの時間をつくる。
- 悩んでいることをノートなどに文字として書き起こしてみる。
このようなストレス解消法はどれも簡単に今日から実行できると思いますのでぜひ試してみてください。
また、ストレスが過剰にたまりすぎると以下で説明するようなうつ病などの病気に発展してしまうおそれがありますので注意しましょう。
「休みたいけど忙しくて休めない!」という方も多いと思いますが、何よりも大切なのは自分の体です。「体が重い」と感じても無理して続けていると、遅かれ早かれ体に異変が起こってきます。
毎日、少しずつ時間をとるだけで大丈夫ですので上記で紹介したようなストレス解消法を試してみてください。
食生活
自分の好きなものばかり食べていると、太ってきたり、肌荒れが起こるだけでなく体が重いと感じる原因にもなります。
肉類を食べ過ぎると中性脂肪を過剰に摂取してしまいます。また、お菓子などを食べ過ぎると糖質を過剰に摂取してしまいます。
このように中性脂肪・糖質の取りすぎは血液がドロドロになり血行を悪くしてしまう原因となります。血液がドロドロとなり、血液が汚れていくと「体が重い」と感じるようになるのです。
食生活の乱れは他にも、
- 疲れやすく感じる
- 便秘
- 冷え
- 糖尿病
などさまざまな生活習慣病の原因ともなりえます。
現代人は、野菜の摂取が少なく食物繊維や食物酵素を取る量がかなり少ないことが指摘されています。
朝食にグリーンスムージーを作って飲んだりすることで生野菜を効率的に摂取することも可能です。日々、「野菜をあまり食べれてないなぁ」と感じる方はぜひ試してみてください。
運動不足
食生活の乱れと同様、運動不足も現代では大きな問題としてメディアなどで取り上げられることは多いですよね。この運動不足が原因で体が重いと感じている可能性があります。
特にデスクワーク中心の仕事で、通勤などでもあまり運動をしていない方は運動量が不足している可能性が高いです。
運動不足になってしまうとどうしても体に疲れをためこんでしまい体全体が重く感じてしまいます。また、筋肉量自体が減少することにより、物理的に体が重いと感じることもあります。
日々、少しずつで大丈夫ですので体を動かすことを心がけるだけでかなり変わります。また、自宅でストレッチやマッサージをしたりすることでも筋肉の疲れを取ることができますのでおすすめです。
睡眠不足
睡眠が不足していると脳が正常に働かなくなり体が重く感じてしまいます。
毎日忙しくてなかなか睡眠時間が取れないという方も多いと思いますが、最低でも6時間、できれば8時間の睡眠時間を確保したいですね。
目の疲れ
意外かもしれませんが目の疲れが影響していることもあります。目が疲れているということは首や肩の血行が悪くなっているということだからです。
肩こりや首こりと眼精疲労が関連しているように、目の疲れで上半身の血行が悪くなり体全体の疲れが取れにくくなってしまうのです。
特に日中パソコンを使って仕事をしている方は目を酷使しやすいので、1時間ごとに目を休めるように意識するだけで目の疲れはかなり取れるはずです。
冷え
体が冷えてしまうと、血行が悪くなったり、筋肉が凝り固まってしまったりして体が重く感じてしまうことがあります。冷えは冬の季節だけでなく夏場も注意しなければなりません。
室内でエアコンをつけていると、冷風で体はどんどん冷えていきます。特に寝ているときにエアコンをつけっぱなしにして寝ている方は冷えに注意しましょう。
寝起きに体が重いと感じる方は、体が冷えているのが原因である可能性が高いです。体の冷えを改善したい方はぜひこちらの記事もご覧ください。
更年期障害
40代後半~50代前半の女性は更年期障害に注意しましょう。更年期障害は主に女性ホルモンのバランスが乱れることによって起こります。
ささいなことでイライラしたり、体がだるいと感じたりすることが多いです。
体が重いと感じたときにチェックしたい4つの病気
風邪
風邪が原因で体が重いと感じているのかもしれません。特に風邪の引きはじめは他の症状が確認できず、まさか風邪にかかっていると思わないこともあります。
- 咳
- 発熱
- 喉の痛み
- 頭痛
- くしゃみ
などの風邪っぽい症状がある場合は気をつけましょう。
風邪の対処法についてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
参考:鼻風邪が治らないときの4つの治し方!食べ物を改善しよう!
うつ病
うつ病はなかなか自分自身で気づきにくい心の病気です。うつ病の初期の症状として「体が重く感じる」ということがあげられます。
- 朝、特に気分が落ち込む
- 特に理由もないのに悲しい気持ちになる
- 集中力が低下する
などささいな症状から発展していくことも多いです。また、なぜか涙が止まらなくなるようなときも注意しなければなりません。
甲状腺の病気
甲状腺の病気といえば、首回りのリンパや喉が腫れたりすることを想像する方が多いと思いますが、それだけではありません。むしろこのような症状は数ある症状のうちのごく一部で、
- 体が重く感じる
- イライラする
- 肌がカサカサする
- 便秘になる
- 下痢になる
など症状はかなり広範囲にわたります。
特に「橋本病」という甲状腺の病気は、体がだるいと感じたり、やる気が全然出てこなかったりすることがよくあります。
普段と違う体の異変が数ヶ月続くような場合は、甲状腺の病気が原因かもしれませんので内科などで受診することをおすすめします。
糖尿病
糖尿病の初期症状として体がだるく感じたり、全身に倦怠感があったりすることがあります。糖尿病の疑いがある方はぜひ注意しましょう。
まとめ
体が重いと感じる原因は非常に多岐にわたり、さまざまな病気が隠れている可能性もあることがお分かりいただけたと思います。
自分の体のことは自分自身が一番よく分かっているはずです。日常生活から体に及ぼしている悪影響を少しずつで大丈夫ですので改善していくよう心掛けていきましょう。
また、貧血などが原因で体が疲れやすく、重いと感じる場合もあります。こちらの記事がかなり関連性が高い内容になっていますのでぜひ併せてチェックしておきましょう。
参考:疲れやすい…と感じたときに疑うべき病気の原因と改善方法!