インフルエンザで微熱が続く!熱が低い4つの原因とは?
インフルエンザといったら、辛い高熱をイメージする方が多いのではないでしょうか?
たしかに、インフルエンザにかかったら、高い熱を出してしまうことが多いです。しかし、最近ではインフルエンザにかかっても微熱が続くだけで、高熱は出ないというケースも多いです。
このように熱が低い理由っていったいなんなのでしょうか。
今回は、インフルエンザで微熱が続く原因についてお伝えしていきたいと思います。
インフルエンザで微熱が続く原因
インフルエンザの微熱が続く原因として考えられることを紹介していきます。ぜひご自身の状況と照らし合わせてご覧ください。
インフルエンザB型の場合
インフルエンザウイルスには、A・B・C型の3種類があります。この中でも、B型のインフルエンザウイルスになった場合、高熱が出るということは比較的少なくなります。
毎年、冬になると大流行するインフルエンザの多くはA型に分類されています。
一方、B型は数年おきに流行しているのでA型ほど一般的ではありません。しかし、A型より高熱が出にくいからといって油断してはいけません。
『インフルエンザの7つの初期症状!頭痛や関節痛をチェックしよう』で紹介しているようにさまざまな症状があらわれます。
特にインフルエンザB型の場合は、咳や喉の痛みといった風邪と似ている症状が特徴的です。
熱が低いので、ただの風邪と勘違いしてしまう方が多いので注意しなければならないのです。
解熱鎮痛剤を服用している
市販の風邪薬などで解熱鎮痛作用がある薬を服用していると、インフルエンザにかかっても微熱が続いたり、熱が低かったりする場合があります。
しかし、このような解熱鎮痛剤は一時的に熱を下げているにすぎません。
逆に、熱が低いからといってインフルエンザにかかっていると気づかず、知らない間に症状が進行してしまっているという場合もあります。
関節痛などインフルエンザ特有の症状があらわれる場合は、病院で診察を受けるようにしましょう。
インフルエンザの予防接種を受けている
インフルエンザの予防接種を受けている場合は、インフルエンザにかかっても微熱が出る程度ですむ場合がよくあります。
予防接種をすれば100%インフルエンザにかかることはないということではありません。たしかに、症状は緩和されることは多いですが、インフルエンザウイルスによる感染は起きています。
『そんなにつらくないから大丈夫だろう』と無理をして、活動してしまうと病状が悪化してしまい、肺炎などの合併症を引き起こしてしまうおそれがあります。
年齢によるもの
『インフルエンザで熱が出ないこともある本当の理由』でさらに詳しくお伝えしていますが、微熱が出る場合は加齢によって発熱力が低下していることが原因かもしれません。
成人では約2割の人が熱が出ない、もしくは微熱のインフルエンザが発症すると言われています。
熱が低い場合はすぐ復帰してもOK?
微熱が続いたり、熱が低い場合のインフルエンザはすぐ会社や学校に復帰しても問題ないのではないかと思ってしまうかもしれません。
熱が低くても、体内にインフルエンザウイルスが残っていると、免疫力が低下してしまっています。
なので、普段は問題のないような感染力の弱い風邪菌にも感染してしまう恐れがあるのです。
これにより、合併症が引き起こされやすくなってしまうのです。
なので、微熱が続くインフルエンザの場合もしっかりと体を休めるべきです。
特に子供の場合は、発症後5日間経過、かつ熱が下がってから2日以上経過していないと学校へ出席することはできません。
これは、文部科学省が定める基準により定められているので、守らなければなりません。
ただ、大人の場合、出勤停止期間は明確には定められていません。具体的な基準は会社ごとに定められているはずなので、その基準に従いましょう。
ただ、熱が低いインフルエンザでも、甘く見てはいけないということを覚えておきましょう。
まとめ
微熱が続くインフルエンザの原因についてお伝えしました。さまざまな原因が考えられますが、熱が低くてもインフルエンザが発症していることに注意しましょう。
また、症状があまり辛くなくても、出勤や出席についてはしっかりと完治してから復帰するようにしましょう。