インフルエンザの7つの初期症状!頭痛や関節痛をチェックしよう
冬になると毎年流行するインフルエンザ。
冬に体がだるくなり、熱っぽくなると『インフルエンザかな?』と不安になってしまいますね。
しかし、インフルエンザはふつうの風邪とも症状が似ていて、一見区別がしにくいように思えます。
そこで、ここではインフルエンザの初期症状について解説していきます。
しっかりと初期症状を把握することにより、早期治療を行うことができます。ぜひ参考にしてみてください。
インフルエンザの初期症状
インフルエンザの代表的な初期症状は以下のような症状があげられます。
- 38℃以上の高熱
- 頭痛
- 腹痛
- 吐き気
- 関節痛・筋肉痛
- 体がだるくなる
- 食欲がなくなる
それぞれについて解説していきます。
高熱
インフルエンザで最も代表的で、辛い症状は「高熱」です。インフルエンザに発症すると、いきなり体温が上昇して40℃前後の高熱を発症してしまうことも多いです。
この高熱は発症初期から長いと7日間ほど続くこともあります。
インフルエンザの熱がなかなか下がらないときの対処法はこちらで詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
また、最近では熱が出ないインフルエンザというものも増えてきています。
頭痛
インフルエンザに感染すると、高熱とともに頭痛を伴うことも多いです。
なぜ頭が痛くなってしまうのかというと、私たちの免疫系がインフルエンザウイルスを退治する過程でプロスタグランジンという成分が出てしまうからです。
このプロスタグランジンの作用によって、頭痛が引き起こされてしまうのです。
腹痛
お腹が痛くなることも多くなります。同時期にノロウイルスも大流行しているので、胃腸炎と間違えてしまう方も多くいます。
高熱をともなう腹痛や下痢の場合は、インフルエンザの可能性が高いので病院へ診察を受けに行くようにしましょう。
吐き気
インフルエンザB型の場合、吐き気を伴うこともあります。嘔吐してしまうと体の水分が大量に失われてしまいます。
脱水症状になってしまう危険性もあるので、しっかりとスポーツドリンクや経口補水液などで水分補給をするようにしましょう。
関節痛・筋肉痛
関節痛や筋肉痛もインフルエンザの特徴的な初期症状になります。
関節痛や筋肉痛が起こってしまう原因も先ほど紹介したプロスタグランジンの作用によるものです。
このような痛みを解消するためには、冷やしたり、解熱鎮痛剤を使うことが有効になります。
体がだるくなる
風邪と同じように、体が重く感じ、だるくなります。体がだるいのは、インフルエンザウイルスと頑張って戦っている証拠ですので、安静にすることが大切です。
体のだるさはインフルエンザ後も少し続くことがあります。
食欲がなくなる
食欲がなくなってしまうという初期症状もあります。しかし、栄養をしっかりとらないとインフルエンザから回復することはできません。
おかゆやぞうすい、うどんなど喉の通りやすいものをできるだけで大丈夫ですので口にするようにしましょう。
また、アイスクリームもおすすめします。口解けが良く、エネルギー補給にも適しているからです。
インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザの初期症状について解説しましたが、『風邪とかなり似ている』と思われた方も多いと思います。
そこで、インフルエンザと風邪の症状の違いについてもしっかり把握しておきましょう。
急激な症状の変化
インフルエンザはふつうの風邪とは違い、症状が急変します。
通常の風邪の場合は、咳や喉の痛み、鼻水などが徐々に出始めますが、インフルエンザの場合は先ほど紹介した初期症状が一気に出ます。
特に、38℃以上の高熱や関節痛は特徴的です。
全身症状
インフルエンザの場合は、ふつうの風邪と違い上記で紹介したような全身にあらわれる初期症状を伴います。
通常の風邪は、くしゃみや咳、鼻水、喉の痛みなど呼吸器に症状があらわれることが多いです。
このような呼吸器症状は、インフルエンザの場合は発症してから3日以上経ってからあらわれることが多いです。
まとめ
インフルエンザの初期症状について解説しました。
- 38℃以上の高熱
- 頭痛
- 腹痛
- 吐き気
- 関節痛・筋肉痛
- 体がだるくなる
- 食欲がなくなる
代表的な初期症状はこの7つになります。
この中でも、高熱や関節痛・筋肉痛、頭痛はインフルエンザの特徴的な症状となります。
風邪との違いもしっかりと理解して、正しくインフルエンザの対処を行っていきましょう。