インフルエンザで頭痛が治らない!その対処法と原因を紹介!
冬になると怖いのがインフルエンザです。インフルエンザにかかると、高熱が続くだけでなく、体中にさまざまな症状があらわれます。
その中でも、頭痛はかなりつらい症状ですね。インフルエンザにかかって頭痛になってしまう人はかなり多いです。
そして、熱が下がってきてもこの頭痛はずっと残ってしまうこともよくあるのです。
そこで、今回はインフルエンザで頭痛が起きてしまう原因とその対処法について解説していきたいと思います。
インフルエンザで頭痛が残る原因
インフルエンザが発症してしまう原因は、飛沫感染や接触感染などによりインフルエンザウイルスが体内へ侵入し、感染してしまうことです。
インフルエンザウイルスは体内の免疫系にとって外部からの侵入者と判別されるので、排除しようとします。
インフルエンザウイルスが侵入すると、私たちの血液に含まれる白血球の一種であるマクロファージが食べてくれます。
このマクロファージがウイルスを捕食するときにプロスタグランジンという成分が分泌されます。
インフルエンザによって頭痛が起きるのは、このプロスタグランジンが原因となるのです。
プロスタグランジンは、痛みや熱、腫れなどの現象を引き起こす原因物質となります。
なので、インフルエンザによって頭が痛くなってしまうのです。
また、インフルエンザによる発熱は発症してから5日後には、治まるのが一般的ですが、頭痛はそれ以降も続くことがあります。
このように頭痛が残ってしまうのは、インフルエンザウイルスがまだ体内で潜伏しているからです。
熱が下がっても、ウイルスが体内に入れば、マクロファージが退治するので頭痛がなかなか治らなくなってしまうのです。
頭痛の原因がインフルエンザではない可能性も!
インフルエンザの発症中、または発症後に頭痛が残ってしまうのは、インフルエンザ以外が原因の可能性もあります。
もっとも考えられるのは、肩こりが原因の場合です。
インフルエンザにかかってしまったら、安静にしなければならないので、長時間同じ体勢でいることが多いです。その結果、肩や首の血流が悪くなってしまい、頭痛が起きてしまうのです。
このような肩こりによる頭痛の対処法はこちらで詳しくお伝えしています!
インフルエンザによる頭痛への対処法
前述したように、頭痛はインフルエンザから回復する過程で起きてしまうものです。
なので、無理に頭痛を緩和しようとすると、回復するまでの期間が長くなってしまうこともあります。
なので、一番の対処法は、安静にして自然に治るのを待つという自然治癒です。
しかし、安静にしていてもどうしても我慢できない場合は以下のような対処法を試してみてください。
冷やす
『風邪の症状で頭痛がつらい!この治し方を試してみて!』でも紹介していますが、痛みを感じる部分だけを冷やすというのは効果的です。
患部を冷やすと血流が悪くなりますので、その分先ほど紹介したプロスタグランジンが流されにくくなるのです。
ただし、冷やすと体温を下げることになり、インフルエンザから回復するまでの期間が長引いてしまう恐れがあります。なので、冷やしすぎには注意してください。
解熱鎮痛剤を飲む
解熱鎮痛剤を服用するのも効果的です。ただし、インフルエンザの場合は、アセトアミノフェンなどのマイルドな解熱鎮痛剤を服用するようにしましょう。
アスピリン系などの解熱鎮痛剤を服用してしまうと思わぬ合併症を引き起こしたり、回復までの期間が長引いたりしてしまう恐れがあるからです。
なので、インフルエンザが発症してから解熱鎮痛剤を飲む場合は、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
まとめ
インフルエンザで頭痛が残ってしまう原因と対処法について紹介しました。
インフルエンザにはさまざまな症状がありますが、特に激しい頭痛が襲ってくるとかなりつらいですよね。
参考:インフルエンザの7つの初期症状!頭痛や関節痛をチェックしよう
インフルエンザにかかってしまったら安静にするのが一番ですので、しっかり休養をとるようにしましょう。