鼻の粘膜が乾燥するときに役立つ対策法6つ!
風邪をひいたわけでもないし花粉症でもないのに、何だか鼻がムズムズして気になるという方はいませんか。
鼻の粘膜が乾燥する乾燥性鼻炎の方は、気づいていない方も多いですが、意外とたくさんいます。
今回は鼻の粘膜が乾燥するときに役立つ対策法をご紹介します。しっかり対策を行うと改善されますので、思い当たる方はぜひ参考にしてください。
乾燥性鼻炎(ドライノーズ)とは
鼻は外部から酸素を取り込む時の通り道となっています。外気をそのまま取り込んでしまうとホコリやウイルス・細菌なども体内に入ってしまうため、鼻がフィルターの役目をしています。
鼻の中にある鼻毛は大きなホコリなどをキャッチしてくれます。そして鼻の中の皮膚は粘膜で覆われており、ここでウイルス・細菌もキャッチできるというわけです。
さらに外気温と体内の温度の差を少しでも少なくする必要があるため、冬場などの外気温が低い時期には、血流の多い粘膜によって空気が温められています。
このように鼻の粘膜は重要な役割を果たしていますが、エアコンの多用などが原因で鼻の粘膜が乾燥してしまう状態が乾燥性鼻炎です。
乾燥性鼻炎になると、鼻がムズムズして気になるだけではありません。何度も鼻をかんだり触ったりしているとカサブタができ、不快感はさらに増します。
痛みをともなう場合や出血してしまうこともあります。また、粘膜が本来の役目を果たせないため、ウイルスや細菌の侵入により体調を崩しやすくもなります。
乾燥性鼻炎になる原因は乾燥した環境にあります。一日中エアコンの聞いた室内で過ごしている方に多く見られます。
鼻の粘膜が乾燥するときの対策
加湿
乾燥した環境で長時間過ごすことが原因となりますので、乾燥した環境への対策が必要です。
エアコンのきいた自宅で過ごすという方は加湿器を用意しましょう。ワンルームなどで過ごす方なら、湯舟のお湯をはったままにしておくのも1つの方法です。
水分補給
乾燥した環境にいながらあまり水分を摂らないと症状は悪化します。こまめに水分補給を行うようにしましょう。
濡れマスク
職場などで乾燥した環境に長時間いる場合は自身で加湿器を用意するというわけにもいきませんね。その場合は濡れマスクの着用がおすすめです。
使い捨ての濡れマスクも販売されていますが、濡らしたガーゼを2枚のマスクに挟むだけでも使用できます。ホコリやウイルスなども侵入できないので安心ですね。
生理食塩水の点鼻
生理食塩水を作り、スプレーボトルでシュッと鼻の中にかけます。これは、食塩が鼻に付着することに反応して鼻水が出るようになるためです。
生理食塩水は水1Lに食塩9gをよく溶かすだけなので簡単に作ることができます。
ただし、大量に作り置きするのは不衛生ですので、少量ずつ作るようにしましょう。市販のドライノーズ用のスプレーを購入しても良いですね。
お風呂で保湿
湯舟にゆっくり浸かると、湯舟からの蒸気が鼻に潤いを与えてくれます。
この時、ワセリンなどを綿棒で鼻の中にやさしく塗っておくと、入浴後も水分が出て行きにくくなるので保湿効果が高くなります。
できるだけ触らない
乾燥性鼻炎になると、どうしてもムズムズして気になるし、鼻くそがついているような錯覚に陥って触りたくなります。
しかし、触ると症状は悪化してしまいます。とにかく触らないように気をつけましょう。
鼻の中にかさぶたのような異物感を感じる場合はぜひこちらもご覧ください。
まとめ
鼻の粘膜が乾燥する乾燥性鼻炎は、意外と多くの方が悩まされています。しかし、乾燥性鼻炎だとわからずに悪化させてしまっている方も多いようです。
自分もそうかも…と思った方は、まずは乾燥した環境で長時間過ごさないように注意しましょう。
そして鼻を保湿し、悪化しないように対策していきましょう。原因がわかり、対策法がわかれば、次は予防していけますね。ぜひお試しください。