背骨がズキズキ痛い!考えられる5つの原因とは?

ストレッチ

背骨が痛いと横になることも辛く、なかなか夜眠れないこともありますよね。

ただ、背骨が痛いと感じても実際に背骨に何か異常が起きているケースは少ないです。実際には、背骨の周りの筋肉や神経が影響して痛みがすることが多くなっているのです。

そこで、ここでは背骨が痛くなる原因や治し方についてお伝えしていきます。

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背骨が痛い5つの原因

肩こり

後ろを向いてる女の人

意外に感じるかもしれませんが、背骨に痛みを感じるときは肩こりが原因となって痛みが生じていることが多いです。

肩こりでよく凝る筋肉は僧帽筋(そうぼうきん)と呼ばれる筋肉で、肩から背中にかけて大きく広がっている筋肉です。

 

  • デスクワークなどで同じ姿勢を続けている
  • 変な体勢で寝ている
  • 運動不足
  • 冷房などによる冷え

このようなことが原因で僧帽筋が緊張することにより、背骨のあたりに痛みを生じさせてしまうのです。

 

特に最近はスマートフォンの長時間使用が影響して筋肉が凝ってしまい、痛みを引き起こすケースが多くなってきています。

スマートフォンを操作していると無意識のうちに背中が丸まるような悪い姿勢になってしまい、肩や背中や首周りの筋肉が緊張しやすくなってしまうのです。

なので、スマートフォンをたくさん使っている自覚がある場合はできるだけ姿勢を正して使用するように意識してみてください。

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椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にある椎間板が何らかの原因で外に飛び出してしまい、近くの神経を圧迫することで痛みを引き起こしてしまう病気です。

特に背中の下側、腰のあたりに痛みがある場合は椎間板ヘルニアである可能性が高くなります。

 

椎間板ヘルニアになってしまう主な原因としては、加齢による椎間板の変形です。

日常生活のささいな行動で少しずつ負荷がかかり、あるとき椎間板に小さな亀裂が入ることでヘルニアが発症してしまうのです。

一般的に椎間板ヘルニアは20〜40代の方でよく発症するとされています。

 

また、椎間板ヘルニアでは痛みだけでなく足などにしびれの症状を引き起こすことも多いです。

参考:腰痛からくる足のしびれの原因4つ!しっかり治すための対処法を紹介!

 

内臓の病気

心臓

内臓が悪いと背中に痛みが生じることが多く、背骨が痛いと知覚してしまっているケースも考えられます。

特にすい臓や腎臓の病気は背中に痛みを感じることが多いので注意しなければなりません。

具体的には、急性すい炎、腎盂腎炎、尿管結石、腎結石、すい臓がんなどの病気の可能性が考えられます。

 

これらの内臓系の病気の場合は、背骨のあたりに痛みがするだけでなく、腹痛、吐き気、下痢といったようにお腹の症状もあらわれることが多いです。

また、脾臓の病気によっても背骨のまわりや背中に痛みが生じることがあります。

参考:脾臓が悪いと背中に痛みが?!4つの原因を紹介!

 

肋間神経痛

特に背骨の上部に痛みがする場合は肋間神経痛の可能性も考えられます。

肋間神経痛とは、肋骨の間にある神経が刺激されることによってチクチクとした痛みがする病気です。

なので、胸のあたりに痛みが生じることも多いのですが症状の出方は人によってさまざまで、背骨のあたりが痛くなることもあります。

 

また、肋間神経痛の発症原因は以下のように多岐にわたります。

  • 仕事で悪い姿勢を取り続けている
  • 運動不足
  • 加齢
  • ストレス
  • 帯状疱疹などの疾患

 

特にストレスが原因となっている場合は病院で検査をしてもらってもはっきりとした異常が見られません。

これにより、原因不明の痛みがさらにストレスとなって、このストレスがさらに痛みを助長してしまうという悪循環が起きてしまうことも多いでのです。

 

痛み方の特徴としては、突発的にチクチクッとした痛みが生じてすぐに痛みが消えていくことが多いです。短い場合は一瞬で消え、長くても数分間痛みが続いた後に消えます。

このような痛みが現れたり、消えたりを繰り返して起こるのです。

 

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

胸部

骨粗鬆症は一般的によく知られている病気で骨の強度が低下して骨がもろくなったり、骨折しやすくなってしまう病気です。

骨粗鬆症は全身の骨に症状があらわれますが、特に背骨の骨折が多くなるのです。

なぜなら、背骨は常に大きな負荷を受けており、骨粗鬆症により骨がもろくなることで上下に押しつぶされたように骨折しやすいのです。

 

このような背骨の骨折が起こると、背骨に鈍い痛みが生じます。しかし、この痛みは特に激しい痛みというわけではなく、なかには痛みをほとんど感じない人もいるほどです。

また、椎体骨折(背骨の骨折)が起きると身長が低くなったり、背中が曲がったというような目に見えるサインが起こります。

 

骨粗鬆症は食生活の変化から近年は若い世代でも発症することが多くなってきている病気です。

日頃からカルシウムやビタミンDなどを多く含む食品をしっかりと摂取することが大切です。(カルシウムは乳製品、大豆食品、小魚、緑黄色野菜に、ビタミンDは魚類に多く含まれています。)

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背中のストレッチをして痛みを解消しよう!

原因が不明で背骨に痛みが生じている場合は、背中の筋肉が凝っていることで痛みが生じている可能性が高いです。

このようなときは、痛みが強くならない程度に背中をストレッチして筋肉を伸ばしていくことをおすすめします。

 

具体的には、以下の動画で紹介しているようなストレッチがおすすめです。

 

背骨の痛みを防ぐために。

背骨が痛くなる原因としては、筋肉の凝り、神経痛、内臓系の病気、ヘルニア、骨粗鬆症などさまざまなことが考えられます。

ただ、悪い姿勢を長時間取らないようにしたり、食生活の改善、適度な運動などを行うことで痛みを和らげたり、防いだりすることができます。

痛みが激しい場合などはぜひ整形外科などを受診して適切な処置を行うことをおすすめします。

参考:右側の背中が痛いときの原因5つ!肝臓の病気かも?

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