手の親指の付け根が痛い!気になる5つの原因を紹介

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手の親指は日常生活の様々なシーンで活躍しています。お箸を持つ・ペンを持つ・ドアノブをまわすなど、何気ない動作でも親指に痛みがあると苦痛となります。

今回は手の親指の付け根あたりに痛みを感じる原因についてお伝えしていきます。

日常生活で困っているけれど、病院に行くかどうか迷っているという方はいませんか。気になる方はぜひ最後までご覧下さい。

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母指(ぼし)CM関節症

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母指CM関節は親指の付け根の下の方に位置します。この母指CM関節やその周囲の筋肉の炎症によって痛みが出る症状を母指CM関節症といいます。

職業がら親指をよく使う方や、外傷や、加齢により変形性関節症を起こした場合などに軟骨がすり減って発症します。

 

母指CM関節症の場合、瓶のフタやペットボトルのキャップを開ける時などに痛みが出ます。また、細かい作業がしづらくなります。

整形外科では、レントゲンによって患部の状態を確認します。また、痛む側の親指を持ち、親指の付け根方向に押した時に痛みがあるか確認します。

母指MC関節症の場合、治療は固定療法になります。専用の装具で固定することで1~2ヶ月で治ります。

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腱鞘炎

手をよく使う職業の方などは、手を酷使することにより腱鞘炎を起こし、親指の付け根あたりに痛みが出る場合があります。

手から肩にかけての間で炎症を起こして腱鞘炎になった場合でも、その痛みが手首や親指の付け根あたりに生じることがあり、痛みのある手首や親指の付け根ばかりを気にしてしまいます。

しかし、実際に炎症を起こしている部分の筋肉をほぐしてやらなくては改善されません。まずは炎症部分を特定することが大切です。

 

手から肩にかけて、ゆっくりと押していき、痛みのある部分を探します。その部分をお風呂などで温めながら筋肉をほぐしてやりましょう。痛みがあるうちは安静にすることが一番大切です。

数日間マッサージを繰り返しても症状が変わらない場合は他の病気が疑われますので整形外科を受診しましょう。

 

腱鞘炎は手を酷使することで発症することが多いのですが、女性ホルモンの一種エストロゲンの減少により発症しやすくなることもわかっています。

出産後や閉経後の女性はエストロゲンが減少しており、それまでと同じように手を使っていても腱鞘炎になりやすいということですので注意しておきましょう。

腱鞘炎の原因や治し方についてはこちらの記事でさらに詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。

参考:手首の腱鞘炎の原因と治し方

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ドケルパン病

ドケルパン病は親指の付け根あたりにある滑膜性腱鞘(かつまくせいけんしょう)が炎症を起こして生じる腱鞘炎の一種です。

ドアノブを回した時に痛むのが特徴です。

 

安静にしておくことが重要ですが、日常生活の中で親指を使わずに過ごすのは非常に困難です。整形外科を受診し、きちんと治すようにしましょう。

整形外科でドケルパン病と診断された場合は、専用の装具で固定して親指を使わないようにします。痛みが強い場合はステロイド注射が効果的ですので相談してみましょう。

 

ばね指

ばね指も腱鞘炎の一種です。症状の特徴として、指を動かす時に引っかかりのような違和感を感じ、バネのように屈伸する症状があります。

ばね指の場合もやはり安静にすることが大切です。整形外科を受診し、ばね指と診断されたら、専用の装具で固定してもらいましょう。

痛みが強い場合はステロイド注射が有効です。改善が見られない場合は切開手術を行うこともあります。少々痛みがとれても安静にしないと悪化してしまいますので注意しましょう。

 

突き指

突き指はボールなどが当たった衝撃でなってしまうことが多いですが、床に手をついたときなどの指に体重がかかることにより突き指になってしまうこともあります。

突き指の治し方についてはこちらの記事で詳しくお伝えしていますのでチェックしておきましょう。

参考:親指の付け根の突き指が治らない!正しい処置の方法は?

 

まとめ

親指の付け根が痛い原因をご紹介しましたがいかがでしたか。思い当たる症状や特徴はありましたか。

親指の付け根の痛みの原因は自身で判断できにくいものですが、いずれにしても無理に動かすのは悪化するだけでよくありません。

 

親指の付け根に痛みを感じたらできるだけ安静にし、悪化しないように心がけましょう。痛みがなかなか改善しない場合は強くなる場合は早めに整形外科を受診しましょう。

医師に診断してもらい、専用の装具で固定することで悪化せずにすみます。無理に動かしてしまうと手術が必要となる場合もありますので注意しましょう。

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