とびひの保育園への登園許可はいつからでるの?
とびひは赤ちゃんや子供がかかりやすい病気です。また、感染力がとても高く、友達からうつってしまうこともよくあります。
もしとびひを発症してしまったら保育園や幼稚園に通っている子供は、いつまで休めばいいのでしょうか?
そこで、今回はとびひによる保育園や幼稚園での登園許可についてお伝えしていきたいと思います。
とびひの潜伏期間
とびひの原因菌に感染してから発症するまでの期間を潜伏期間といいます。
潜伏期間の間は、症状はあらわれないのですがこの期間もとびひを他の人へうつしてしまうこともあるのです。
つまり、とびひに感染していることに気づかず保育園に来て多くの人にうつしてしまうということがあるわけです。
この潜伏期間は、とびひの場合平均2~10日間程度であるといわれています。
潜伏期間の日数は以下の要因で大きく変わります。
- 感染の入り口となる傷の大きさ
- 体内に入ってきた菌の量
- 外部環境
とびひの菌は主に、皮膚にできた傷から体内に侵入してきます。つまり、この傷が大きいほど菌が入りやすくなってしまうのです。
また、炎症が強く、皮膚の層の深くまで傷ついているほうが菌が侵入しやすくなってしまいます。
このように傷が大きいほど、体内に入ってくる菌の量が多くなります。
そして、潜伏期間の日数は短くなり、早く症状がでてきてしまうことが多いです。
さらに、外部の環境も大きく影響します。菌は高温多湿の環境を好みます。
よって、夏場の暑い時期に汗をたくさんかいて、皮膚が湿っているような状況だと菌が繁殖しやすくなってしまうのです。
このような場合も、発症するまでの期間が早くなります。
とびひは友達からうつる!
以上のような潜伏期間の間でも、友達からうつってしまう可能性があります。
このような感染を予防するためには、手洗いをしっかり行うことが大切です。
特に夏場はとびひは流行りやすいです。
また、夏場に手洗い、うがいをしっかり行うことにより夏風邪で代表的なヘルパンギーナや手足口病の予防も行うことができます。
これらの予防法について詳しくは以下をご覧ください!
→【ヘルパンギーナの感染経路と予防法について】
また、汗をかいたらシャワーを浴びたり、着替えたりするなどして皮膚に長時間汗がついた状態にしないようにすることも予防法として効果的です!
とびひで保育園を休む
とびひは安全法で第三種感染症というものに指定されています。
他の第三種感染症は、流行性結膜炎(はやり目)腸管出血性大腸菌感染症、急性出血性結膜炎などが定められています。
この第三種感染症の場合、保育園への登園や学校への出席は、「医師が他の人に伝染するおそれがない」
と判断するまでです。
インフルエンザのように症状が回復した後2日間までのような具体的な日数は定められていないのです。
また、医師の許可とともに保育園側の許可も必要となります。
とびひでできた水疱などに適切な処置をしないとなかなか許可を得れれないことが多いようです。
以下でとびひの対処法について詳しくお伝えしているので参考にしてみてください。
→【とびひの原因や対処法について】
まとめ
とびひは子供の間でとても感染しやすい病気です。
保育園や幼稚園の登園については、医師の判断に従うようにしましょう。
また、とびひの初期症状や治療法についてはこちらで詳しくお伝えしています。
→【とびひの治療法や初期症状について】