溶連菌感染症の大人の症状は発疹や頭痛?自然治癒するの?
溶連菌は子供に感染することが多いですが、最近では大人にも感染するケースが増えてきています。
溶連菌感染症にかかってしまうと、当然仕事を休まなければなりません。
その間、会社に迷惑をかけることになりますし、なにより症状が重く、大変です。
そこで今回は、溶連菌感染症の大人がかかった場合の症状や自然治癒についてお伝えしていきたいと思います。
溶連菌感染症の大人の症状
潜伏期間は2日から1週間程度です。
大人が溶連菌にかかった場合は、ある程度の免疫力がついているので、子供がかかった場合より軽いことが多いです。
しかし、人によっては症状が1週間以上続いたり、高熱でうなされたり、合併症を引き起こしてしまったりする場合があるので、注意が必要です。
よくある具体的な症状としては、
- のどの痛み
- 頭痛
- 発熱
- 咳
- 発疹、湿疹
- 手足の皮膚がめくれる
- 関節痛
- 下痢
- 腹痛
- 嘔吐
などいろいろな症状があらわれます。
ふつうの風邪と違い、鼻水などはほとんど出ないことが特徴です。
また、喉や舌が真っ赤に赤くなり、強烈な喉の痛みを感じるのも特徴となります。
このような症状があらわれたら、すぐに病院で診断を受けるようにしましょう。
完治までの期間
症状がおさまり、楽になるのは一般に2~7日間程度で楽になってくるといわれています。
しかし、完全に完治するまでの期間は長く、2週間から1か月ぐらいかかるといわれています。
治療期間はこのように比較的長いので、しっかりと完治するまでは薬をしっかり服用するようにしましょう。
中途半端に自己判断で治療を終えてしまうと、合併症を引き起こし慢性化してしまう恐れがあります。
合併症としては、主に、リウマチ、腎臓の炎症などがあげられます。
溶連菌感染症の自然治癒
それでは、溶連菌にかかった場合自然治癒することは可能なのでしょうか?
子供の場合は、重症化しやすく、症状も思いので溶連菌にかかったと思ったらすぐに病院で検査を受けることをおすすめします。
特に乳児など幼いお子さんの場合は、他の病気も引き起こしやすいので注意してください。
大人の場合は、症状の重さは人によってさまざまですが、症状が軽い場合は自然治癒で治ることがあるようです。
もちろん、病院で受診して、処方された薬を服用したほうが早く、確実に治ります。
なので、溶連菌感染症にかかったと気づいた場合は、病院へ行くようにしましょう。
ただし、ひとつ注意してほしいことがあります。
それは自然治癒の場合だと他の人に感染させてしまう期間も伸びてしまうということです。
内服薬で治療すれば、3日ほどで他の人に感染させてしまうリスクはかなり減るのですが、薬を服用していないと、これが1週間以上続いてしまう場合があります。
薬を服用していたら、薬と私たちの免疫が体内の溶連菌を攻撃してくれますが、薬を服用していないと、免疫系だけの攻撃しか与えられないのです。
また、溶連菌の治療薬を飲むときには注意しなければならないことがあるので、以下をご覧ください。
→【溶連菌感染症の治療薬の飲む期間や副作用について】
さらに、溶連菌の薬としてはジスロマックというものがおすすめです!
ジスロマックについては以下で詳しくお伝えしているので、参考にしてみてください。
→【ジスロマックの効果や副作用について】
まとめ
溶連菌は大人もかかる感染症であり、場合によってはとても重い病気になってまう可能性もあります。そのため、できるだけ自然治癒は期待せずに病院へ行き、適切な処置をしてもらうことをおすすめします。
また感染を防ぐためには、予防が大切です。子供の場合は保育園などで一気に感染が広がってしまうので注意するようにしましょう!
溶連菌の感染や予防については以下をご覧ください!
→【溶連菌感染症の感染期間、感染経路そして予防法について!】
特に、自然治癒だと症状が慢性化するだけでなく、他の人にうつしてしまう可能性も高くなるので注意が必要です。