喉にぶつぶつができる5つの原因!痛みがある場合は?
喉にぶつぶつができたという経験は誰もがあるのではないでしょうか。痛みや発熱をともなったり、異物感で食事が摂りにくかったりと、何かと辛いものです。
喉にぶつぶつができる原因は様々で、原因によって症状も少しずつ異なります。ただの風邪が原因だと思っていた喉のぶつぶつが思わぬ病気の前兆であったという可能性も考えられるのです。
そこで今回は喉にぶつぶつができる原因を症状別にお伝えしていきます。ぜひご覧ください。
風邪っぽい症状がある場合
風邪には、咳・鼻水・発熱・頭痛・腹痛・嘔吐・下痢・関節痛など様々な症状があります。喉風邪をよく引いてしまうという方の中には、喉にぶつぶつができるという方もいます。
風邪によるのどのぶつぶつであれば、風邪ウイルス等によって喉に炎症を起こしている状態ですので、うがいをこまめに行うことで痛みや異物感は緩和されます。
炎症を悪化させないため、うがいをしたりマスク等で保護することが大切です。喉風邪の治し方についてはこちらの記事をご覧ください。
また、夏場に4歳未満の幼児に多いものでヘルパンギーナという感染症も考えられます。エンテロウイルスが原因となり発熱・喉の痛みや水疱などの症状があらわれます。
有効なワクチンはありませんので対症療法のみとなります。高熱や喉の痛みから脱水症状を起こしやすくなるので注意が必要です。
痛みがある場合
痛みがある場合として多いのは扁桃炎です。扁桃炎では口蓋扁桃が炎症を起こして腫れ、飲み下しの際に特に痛みが出ます。高熱や倦怠感も現れることがあります。
抗菌薬・消炎鎮痛薬の内服で快方に向かいますので、早めに内科を受診しましょう。痛みで十分な水分や栄養が摂れない場合は点滴が必要となります。
唾を飲み込むなど少しの刺激で喉に痛みを感じてしまう場合はぜひこちらの記事も参考にしましょう。
また、たくさんの口内炎ができて痛みが出ている可能性もあります。
口内を清潔に保ち、規則正しい生活を心がけると改善しますが、他の病気の可能性もあり判断が難しいので、痛みが強い場合は早めに耳鼻咽喉科で相談しましょう。
咳が出る場合
喉風邪をひいた場合にも咳は出ますが、咳が慢性的に続いたりしている場合は咳喘息の可能性があります。
咳喘息は気管支喘息の一歩手前の状態で、早めに治療を行うと気管支喘息に移行せずにすみます。
ゼーゼーという喘息特有の呼吸困難がなくても、咳が長く続いている場合は早めに内科で相談しましょう。
熱がある場合
風邪や扁桃炎でも熱が出ますが、夏場に38℃代の熱が出て、喉のぶつぶつの他に手足にも水疱がある場合、手足口病の症状である可能性があります。
治療法は確立されていませんが、重篤な状態に陥ることはありません。
しかし、喉のぶつぶつなど、口の痛みが強い場合は食事が困難で脱水症状を起こしやすくなります。食欲がなくても水分はしっかり摂るように注意しましょう。
かゆみがある場合
花粉の季節であれば、花粉によるアレルギー症状で喉にぶつぶつができてかゆみが出ている可能性があります。
喉のぶつぶつの他に鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状も現れる場合があります。
季節に関係なく、頻繁に喉のぶつぶつとともにかゆみを伴う場合は、ダニ・ハウスダストなどによるアレルギー反応であることも考えられます。
参考:ダニに噛まれたときの症状とは?つらいかゆみに対処しよう!
ある特定の食物を食べた時に発症する口腔アレルギーも考えられます。
これまで経験がなくても急にアレルギー反応を起こすこともありますので、頻繁に症状が出る場合は耳鼻咽喉科で相談してみましょう。
まとめ
喉にぶつぶつができる原因はたくさんありますが、併発している症状などから原因がわかる場合もあります。
早めの治療が大切な場合もありますので、自身の症状をよくみて判断しかねる場合は早めに医療機関を受診しましょう。
喉にぶつぶつがあるような違和感を感じる場合はこちらの記事で網羅的にお伝えしていますのでぜひご覧ください。